CB
【写真:Getty Images】
ダビド・アラバ(オーストリア代表)
生年月日:1992年6月24日
21/22リーグ戦成績:30試合2得点3アシスト
21/22欧州CL成績:12試合1得点0アシスト
21/22カップ戦成績:3試合0得点1アシスト
21/22スーペルコパ成績:1試合0得点0アシスト
評価:A
レアル・マドリード加入1年目ながらさすがのパフォーマンスを披露。セルヒオ・ラモス、ラファエル・ヴァランの抜けた最終ラインにおいて瞬く間に中心人物となり、優れた判断力や卓越したリーダーシップを武器にゴール前を見事に引き締めた。また、ビルドアップの安定感は抜群で、ラ・リーガではDFながら2得点3アシストを記録するなど、攻撃面での活躍も目立っていた。
エデル・ミリトン(ブラジル代表)
生年月日:1998年1月18日
21/22リーグ戦成績:34試合1得点3アシスト
21/22欧州CL成績:12試合0得点0アシスト
21/22カップ戦成績:2試合1得点0アシスト
21/22スーペルコパ成績:2試合0得点0アシスト
評価:A
レアル・マドリード加入当時はなかなか実力を発揮できていなかったが、今ではチームにおいて欠かせぬ存在に。ビルドアップ面ではやや不安を残したものの、非凡なフィジカルとその体格からは想像できないようなスピードを活かした対人守備の強さを武器に、ダビド・アラバの相棒としてラ・リーガ優勝やチャンピオンズリーグ(CL)優勝に大きく貢献することになった。
ナチョ・フェルナンデス(スペイン代表)
生年月日:1990年1月18日
21/22リーグ戦成績:28試合3得点0アシスト
21/22欧州CL成績:9試合0得点0アシスト
21/22カップ戦成績:3試合0得点0アシスト
21/22スーペルコパ成績:2試合0得点0アシスト
評価:B
最終ラインの軸はダビド・アラバとエデル・ミリトンのため、毎試合のように多くのプレータイムを得ていたわけではない。それでも、彼らの不在時はその穴を的確に埋めるなど、ピッチに立てば常にベストを尽くしていた。またチーム状況に応じて右サイドバックや左サイドバックもしっかりと務めるなど、最終ラインのバックアッパーとしての役割は全うしたと言える。
ヘスス・バジェホ(スペイン)
生年月日:1997年1月5日
21/22リーグ戦成績:5試合0得点0アシスト
21/22欧州CL成績:2試合0得点0アシスト
21/22カップ戦成績:1試合0得点0アシスト
21/22スーペルコパ成績:0試合0得点0アシスト
評価:D
エデル・ミリトン、ダビド・アラバ、ナチョ・フェルナンデスに次ぐセンターバックの4番手という立場であり、ほぼプレーの機会は与えられず。ラ・リーガでは最終的に5試合に出場したのだが、うち3つは優勝決定後、つまり消化試合でのものだった。観る者を驚かせるサプライズ的な活躍があったわけでもないので、やはり評価は大きくは伸びない。
SB
【写真:Getty Images】
ダニエル・カルバハル(スペイン代表)
生年月日:1992年1月11日
21/22リーグ戦成績:24試合1得点3アシスト
21/22欧州CL成績:11試合0得点1アシスト
21/22カップ戦成績:0試合0得点0アシスト
21/22スーペルコパ成績:1試合0得点0アシスト
評価:B
相変わらず細かな怪我による離脱が多く、継続性という意味では欠けていた。ラ・リーガでの24試合出場は、決して多い数字とは言えないだろう。しかし、ピッチに立った際のパフォーマンスレベルの高さはさすがで、とくにチャンピオンズリーグ(CL)などのビッグマッチではやはり頼りになる存在だった。最高評価にはならないが、B評価が妥当だろう。
フェルラン・メンディ(フランス代表)
生年月日:1995年6月8日
21/22リーグ戦成績:22試合2得点2アシスト
21/22欧州CL成績:10試合0得点3アシスト
21/22カップ戦成績:1試合0得点0アシスト
21/22スーペルコパ成績:2試合0得点0アシスト
評価:B
右サイドバックのダニエル・カルバハルと似たような評価になる。今季も細かな怪我による離脱を繰り返すなど安定してプレータイムを重ねられたわけではないが、強靭なフィジカルと圧倒的なスピードを武器に左サイドの質を高めるなど、ピッチに立てば良いパフォーマンスを示していた。公式戦5アシストはレアル・マドリード加入後、最高の成績である。
ルーカス・バスケス(スペイン代表)
生年月日:1991年7月1日
21/22リーグ戦成績:29試合3得点0アシスト
21/22欧州CL成績:8試合0得点0アシスト
21/22カップ戦成績:2試合0得点0アシスト
21/22スーペルコパ成績:2試合0得点0アシスト
評価:B
もともとウィンガーだったが、今ではすっかりサイドバックとしての姿が定着した。今季はダニエル・カルバハルのバックアッパーとして、公式戦40試合以上に出場。相変わらず豊富な運動量を活かした献身的な姿勢が目立っており、シンプルにパスを捌いたりコースがあればドリブルを仕掛けたりと、バランスの取れたプレーも実に印象的だった。
マルセロ(ブラジル代表)
生年月日:1988年5月12日
21/22リーグ戦成績:12試合0得点0アシスト
21/22欧州CL成績:3試合0得点0アシスト
21/22カップ戦成績:2試合0得点0アシスト
21/22スーペルコパ成績:1試合0得点0アシスト
評価:D
間違いなくレアル・マドリードのレジェンドだが、時代の流れや年齢による衰えにはやはり逆らえない。今季はフェルラン・メンディやナチョ・フェルナンデスの後塵を拝し、公式戦出場は20試合未満という結果に。ここまでの合計プレータイム811分は、1年目の2006/07シーズンを除きマドリー加入後ワーストとなっている。ただ、このまま退団となるかは不透明だ。