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【写真:Getty Images】
ルカ・モドリッチ(クロアチア代表)
生年月日:1985年9月9日
21/22リーグ戦成績:28試合2得点8アシスト
21/22欧州CL成績:13試合0得点4アシスト
21/22カップ戦成績:2試合0得点0アシスト
21/22スーペルコパ成績:2試合1得点0アシスト
評価:A
豊富な運動量と卓越したテクニックを武器に、今季もレアル・マドリードの中盤に君臨。ラ・リーガでは10得点に直接関与し、チャンピオンズリーグ(CL)ではラウンド16の2ndレグ、パリ・サンジェルマン(PSG)戦から3試合連続でアシストを記録するなど、その存在感は絶大だった。36歳という年齢で高い稼働率を誇りながら長期離脱がなかった点も、大きな評価に値する。
カゼミーロ(ブラジル代表)
生年月日:1992年2月23日
21/22リーグ戦成績:32試合1得点4アシスト
21/22欧州CL成績:11試合0得点0アシスト
21/22カップ戦成績:3試合0得点0アシスト
21/22スーペルコパ成績:2試合0得点0アシスト
評価:B
危険なパスミスが見られたり、不用意なイエローカードを受けることもあったりと、昨季に比べるとパフォーマンスレベルは低かったかもしれない。それでもカルロ・アンチェロッティ監督からの信頼はかなり厚く、各コンペティションで非常に高い稼働率を誇った。ちなみにラ・リーガでの4アシストは、レアル・マドリード加入後最多タイとなる成績だ。
トニ・クロース(ドイツ代表)
生年月日:1990年1月4日
21/22リーグ戦成績:28試合1得点3アシスト
21/22欧州CL成績:12試合2得点0アシスト
21/22カップ戦成績:3試合0得点0アシスト
21/22スーペルコパ成績:2試合0得点0アシスト
評価:B
インテンシティーという部分で不安を残したのは事実である。しかし、今季ラ・リーガでチームトップ&全体3位となるパス成功数2040本、またパス成功率94.8%(データサイト『Sofa Socre』参照)を記録していたことからも分かる通り、相変わらずパサーとしての高い能力は見せつけていた。今年で32歳とベテランの域にいるが、この男の右足はまだまだ必要である。
エドゥアルド・カマビンガ(フランス代表)
生年月日:2002年11月10日
21/22リーグ戦成績:26試合2得点1アシスト
21/22欧州CL成績:10試合0得点1アシスト
21/22カップ戦成績:3試合0得点0アシスト
21/22スーペルコパ成績:1試合0得点0アシスト
評価:B
ルカ・モドリッチ、カゼミーロ、トニ・クロースによる鉄板トリオの牙城を崩すのは容易ではなかった。しかし、ピッチに立った際のパフォーマンスは非凡。卓越した技術力と19歳とは思えない落ち着きぶり、さらに高いボール奪取能力を発揮するなど、レアル・マドリードでも十分通用することを証明した。来季以降に向けた期待感は、非常に大きいと言えるだろう。
フェデリコ・バルベルデ(ウルグアイ代表)
生年月日:1998年7月22日
21/22リーグ戦成績:31試合0得点1アシスト
21/22欧州CL成績:11試合0得点1アシスト
21/22カップ戦成績:2試合0得点0アシスト
21/22スーペルコパ成績:2試合0得点0アシスト
評価:B
ルカ・モドリッチ、トニ・クロース、カゼミーロら強力なライバルがいる中でもコンスタントに出場機会を確保。本職のインサイドハーフだけでなく、右ウィングや右サイドバックでも起用されるなど、高いユーティリティー性を発揮してカルロ・アンチェロッティ監督の用意したプランに応じ柔軟にプレーした。リバプールとのCL決勝では貴重な決勝ゴールをアシスト。数字に残る部分以外の貢献度は見逃せない。
ダニ・セバージョス(スペイン代表)
生年月日:1996年8月7日
21/22リーグ戦成績:11試合0得点0アシスト
21/22欧州CL成績:5試合0得点0アシスト
21/22カップ戦成績:2試合0得点0アシスト
21/22スーペルコパ成績:0試合0得点0アシスト
評価:C
アーセナルから復帰した今季は怪我の影響で前半戦は全休を余儀なくされた。それでも戦列復帰後は途中出場という形ではあったものの、コンスタントにピッチへ登場。しっかり走ってプレスをかけたり、ボールを受けるための動きを止めなかったりと、限られた時間の中でも精力的に働いた。主力としては物足りないかもしれないが、サブとしてはまずまずの出来だ。
イスコ(スペイン代表)
生年月日:1992年4月21日
21/22リーグ戦成績:14試合1得点0アシスト
21/22欧州CL成績:0試合0得点0アシスト
21/22カップ戦成績:3試合1得点0アシスト
21/22スーペルコパ成績:0試合0得点0アシスト
評価:E
足元のテクニックならチームでも1、2位を争うはずだが、ベースフォーメーションである4-3-3ではなかなかその能力を活かせない。今季ラ・リーガでは14試合の出場、324分間のみのプレーに留まっており、チャンピオンズリーグ(CL)では出番なし、コパ・デル・レイでも3試合で83分間の出番に終わった。不完全燃焼のまま、来季は別のクラブへと旅立つことになる。