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【写真:Getty Images】
カゼミーロ(ブラジル代表/背番号14)
生年月日:1992年2月23日
21/22欧州CL成績:10試合0得点0アシスト
アンカーを務めるブラジル代表戦士だ。キャリアハイとなるリーグ戦6得点4アシストを記録した昨季に比べると、今季は何度か不用意なイエローカードを受けたりパスミスを犯したりとややパフォーマンスレベルが落ちるが、それでも指揮官からの信頼は厚く、各大会で高い稼働率を誇ってきた。チャンピオンズリーグ(CL)ではここまで10試合に出場し、決勝進出に貢献している。
フィジカルコンタクトの強さは世界トップクラスと言っても過言ではなく、飛び込んできた相手を吹き飛ばして最終ライン前にカギをかける。もちろんただ強いだけでなく、危機察知能力やポジショニングセンスにも長けている。CL3連覇を経験した男は、高い守備力を発揮して強力なリバプール攻撃陣の前に立ちはだかり、自身5度目となるビッグイヤーを獲得することができるだろうか。
【写真:Getty Images】
ルカ・モドリッチ(クロアチア代表/背番号10)
生年月日:1985年9月9日
21/22欧州CL成績:12試合0得点4アシスト
バロンドールを受賞した背番号10の辞書に「衰え」という言葉は載っていないようだ。現在36歳と大ベテランの域に達しているが、足元のテクニックは全く錆びついておらず、運動量は相変わらず誰よりも豊富。そして大きな怪我をすることもなく、ピッチに立てば常にハイパフォーマンスを披露している。それを可能にしているのはプロ意識の高さであり、若手にとっては最高のお手本だ。
今季チャンピオンズリーグ(CL)では決勝までの全12試合に出場している。ラウンド16の2ndレグ、パリ・サンジェルマン(PSG)戦からは3試合連続でアシストを記録。とくにチェルシーとの準々決勝2ndレグで魅せたロドリゴ・ゴエスへの右足アウトサイドパスは世界中を魅了した。リバプールとの緊張感漂うファイナルでも、背番号10の芸術的なプレーが見られるだろうか。
【写真:Getty Images】
トニ・クロース(ドイツ代表/背番号8)
生年月日:1990年1月4日
21/22欧州CL成績:11試合2得点0アシスト
ルカ・モドリッチ、カゼミーロと共に魅力的な中盤を形成するドイツのベテランMFだ。現代サッカーには欠かせないインテンシティーという部分では他の選手に劣るが、それを補って余りあるパススキルを兼備。細かなパスはもちろん、最終ライン裏を突くようなパスやサイドチェンジもバンバン入れ、攻撃を活性化している。この男の両足は、チームにとってまさに必要不可欠だ。
怪我で欠場を余儀なくされたグループリーグ第1節インテル戦を除き、今季チャンピオンズリーグ(CL)ではここまで11試合に出場。決勝トーナメントの全ての試合でパス成功率90%以上を叩き出す(データサイト『Who Scored』を参照)という驚異的な成績を残してきた。決勝で激突するリバプールの強固な守備を攻略する上で、やはり背番号8の両足にかかる期待は大きいだろう。