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【写真:Getty Images】
ダニエル・カルバハル(スペイン代表/背番号2)
生年月日:1992年1月11日
21/22欧州CL成績:10試合0得点1アシスト
レアル・マドリード不動の右サイドバックだ。今季も相変わらず細かな負傷による離脱が多かったが、やはりピッチに立った際の安定感と頼もしさは非凡。粘り強い1対1、危機察知能力の高さから引き出されるカバーリングセンスの良さを武器に最終ラインを引き締めるだけでなく、優れた技術力と絶妙な動き出しで敵陣における質を高めるなど、攻守に渡る貢献度は非常に大きい。
上記した通り細かな怪我による離脱が多かったが、今季チャンピオンズリーグ(CL)では12試合中10試合でスタメン出場。パリ・サンジェルマン(PSG)やマンチェスター・シティ相手にその実力を示してきた。最後にCL決勝のピッチに立ったのは2017/18シーズンのリバプール戦。ただこの時は負傷で涙の途中交代となっていた。その悔しさを晴らす舞台は整ったと言える。
【写真:Getty Images】
エデル・ミリトン(ブラジル代表/背番号3)
生年月日:1998年1月18日
21/22欧州CL成績:11試合0得点0アシスト
レアル・マドリード加入当初はなかなか実力を発揮できていなかったが、昨季後半戦より存在感を誇示。セルヒオ・ラモスとラファエル・ヴァランの抜けた今季はレギュラーに完全定着した。足元の技術にはやや不安があるものの、身長186cm・体重79kgの体格を活かしたフィジカルコンタクトの強さは非凡。それに加え水準以上のスピードも備えるなど、1対1には自信を持っている。
今季チャンピオンズリーグ(CL)では累積警告により出場停止となった準々決勝2ndレグ、チェルシー戦を除く全試合に出場。ファイナル進出に大きく貢献してきた。上記した通り足元の技術に不安があるため、決勝ではリバプールに“狙われる”可能性があるが、落ち着いてプレーしたいところ。キャリア初のビッグイヤー獲得に向け、ここは重要なポイントになってきそうだ。
【写真:Getty Images】
ダビド・アラバ(オーストリア代表/背番号4)
生年月日:1992年6月24日
21/22欧州CL成績:11試合1得点0アシスト
バイエルン・ミュンヘンでワールドクラスの存在に成長し、昨年夏にレアル・マドリードへとやって来た。セルヒオ・ラモス、ラファエル・ヴァランの抜けた最終ラインで瞬く間に中心的人物になると、常に安定した守備を披露。それだけでなく、高精度のパスを活かして組み立てをサポートし、ラ・リーガでは5得点に直接関与するなど、攻撃面においても眩い輝きを放っていた。
第33節オサスナ戦で負傷し、チャンピオンズリーグ(CL)準決勝1stレグ、マンチェスター・シティ戦は強行出場するも途中交代。その後は欠場が続くなど、リバプール戦の出場が危ぶまれていた。しかし、無事に全体練習への復帰を果たしたようで、スタッド・ド・フランスのピッチにスタートから立つことが濃厚となった。本人にとってもチームにとっても、一安心だろう。
【写真:Getty Images】
フェルラン・メンディ(フランス代表/背番号23)
生年月日:1995年6月8日
21/22欧州CL成績:9試合0得点3アシスト
マルセロらを抑え、左サイドバックのファーストチョイスとなっているレフティーだ。怪我による離脱が多いのがウィークポイントだが、強靭なフィジカルと爆発的なスピードを持つなどアスリート能力の高さはピカイチ。1対1ではそう簡単に負けない。また、ここ最近は決定的なシーンに絡むことが多いなど、攻撃時のプレークオリティーが向上。より隙のない選手になりつつある。
今季チャンピオンズリーグ(CL)では開幕2試合を負傷により欠場するなどスタートダッシュに失敗したが、以降はコンスタントに出場。準決勝1stレグ、マンチェスター・シティ戦では2アシストを記録とチームを救っていた。決勝では今季プレミアリーグ得点王であるモハメド・サラーとマッチアップすることが濃厚。単純な競争ならそう簡単に負けないはずだが、どこまで抑えられるか。