16位:トレント・アレクサンダー=アーノルド(リバプール/イングランド代表)
【写真:Getty Images】
生年月日:1998年10月7日
市場価値:8000万ユーロ(約96億円)
21/22シーズン成績:32試合2ゴール12アシスト
リバプールの下部組織出身であるトレント・アレクサンダー=アーノルドは、2017/18シーズンより徐々にトップチームでの出場機会を増やした。絶対的なレギュラーに定着した2018/19シーズンからは2年連続で二桁アシストを記録するなどSBながら多くのチャンスを演出し、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)やプレミアリーグなどのタイトル獲得に大きく貢献している。
アレクサンダー=アーノルドの最大の武器はクロスの精度だろう。右サイドからピンポイントで鋭く曲がって落ちるクロスやシュート性のグラウンダーのクロスをエリア内に供給し、多くの決定機を演出する。セットプレーのキッカーとしても有能で、味方に合わせるのはもちろん、ゴールを狙い自らネットを揺らすこともある。
2020/21シーズンはチームの不調の時期が長かったこともあり、やや低調なパフォーマンスに終ったが、2021/22シーズンは完全復活。プレミアリーグでの12アシストはモハメド・サラーに次ぐ2位の記録であり、チャンスを演出した回数(キーパス)はブルーノ・フェルナンデスの91本に次ぐ90本を記録した。(データは『Sofa Score』を参照)
一時は1億1000万ユーロ(約132)億円まで市場価値が高騰していたが、新型コロナウイルス感染拡大の影響や前述した低調なパフォーマンスにより、昨季終了時点には7500万ユーロ(約90億円)まで価値が下落。しかし、今季の高いパフォーマンスにより再び価値は上昇傾向にあり、現在は8000万ユーロ(約96億円)まで回復。年齢的なことを考えると、再び1億ユーロ(約120億円)の大台を突破するのは時間の問題だろう。
【了】