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えっ! そんな選手まで…? バルセロナが手放した5人のカンテラ出身選手。トップチームで出番を掴めなかった選手達(前編)

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

MF:チアゴ・アルカンタラ(スペイン代表/リバプール)

チアゴ・アルカンタラ
【写真:Getty Images】


生年月日:1991年4月11日
バルセロナ在籍時成績:公式戦100試合出場/11得点20アシスト

 2005年、14歳の時にバルセロナの下部組織に入団。若き頃から「天才」と称されていたチアゴ・アルカンタラは、着々とカテゴリーを上げていき、入団から3年目でバルセロナBチームに昇格。2009年にはトップチームデビューを果たすなど、恐るべきスピードで成長を遂げていた。しかし、当時のバルセロナにはMFシャビ・エルナンデス、MFアンドレス・イニエスタらがおり、定位置確保は至難の業。チアゴ自身も怪我に悩まされることが多々あり、満足いく出場機会はなかなか得られなかった。

 そして、恩師であるジョゼップ・グアルディオラ監督がバイエルン・ミュンヘンの指揮官に就任した2013年に、チアゴもドイツ移籍を決断。移籍金は2500万ユーロ(約35億円)となっている。ドイツの地でも怪我に悩まされることがあったのは事実だが、その巧みなボールコントロールと高質なパスは、年齢を重ねるごとに着実に磨かれている。2020年夏にリバプールへと移籍すると、イングランドでもその才能を遺憾なく発揮する。21/22UEFAチャンピオンズリーグ(CL)決勝進出にも大きく貢献。31歳を迎えても尚、世界屈指のMFである。

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