6位：フィル・フォーデン（マンチェスター・シティ/イングランド代表）
【写真：Getty Images】
生年月日：2000年5月28日（21歳）
市場価値：9000万ユーロ（約108億円）
21/22リーグ戦成績：28試合9得点5アシスト
マンチェスター・シティの生え抜きであるフィル・フォーデンが一躍有名になったのは、2017年のU-17ワールドカップだ。イングランド代表の初優勝に大きく貢献し、フォーデンはゴールデンボール（大会MVP）を獲得した。同年に行われたトップチームのプレシーズンツアーに同行すると、指揮官ペップ・グアルディオラはフォーデンを絶賛し、このシーズンからトップチームに昇格することとなった。
フォーデンの持つボールキープ力は世界でもトップレベルだ。常にボールを相手に奪われない絶妙な位置に置き、身体を巧みに使いながら相手をいとも簡単に抜いてしまう。小柄にも関わらずボールを奪われないその姿は、アンドレス・イニエスタやダビド・シルバを彷彿とさせる。
トップチーム2年目までは出場機会に恵まれず、ベンチで時間を過ごすことが多かった。しかし、3年目からはチームに馴染んでいき、5年目を迎えた今季には公式戦44試合に出場し、14得点11アシストを記録した。弱冠21歳ながら、試合の流れを変える存在として、グアルディオラ監督からの信頼は非常に厚い。
トップ昇格を果たした17/18シーズン時の市場価値は500万ユーロ（約6億円）。公式戦初の2桁得点を記録した昨季終了時点には、昇格時の16倍となる8000万ユーロ（約96億円）の値がつけられたこのまま経験を積んでいけば、1億ユーロ（約120億円）を超えるのも時間の問題だろう。
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