MF:クラレンス・セードルフ(オランダ代表)
【写真:Getty Images】
生年月日:1976年4月1日(当時31歳)
2006/07シーズンCL成績:12試合出場/2得点4アシスト
オランダの名門・アヤックスで頭角を現し、その後レアル・マドリードやインテルなどのビッグクラブでプレーした元オランダ代表MF。そんな同選手がミランにやって来たのは2002/03シーズンのこと。加入から間もなくしてレギュラーに定着したクラレンス・セードルフは、攻守両面で絶大な輝きを放ち、いきなりチャンピオンズリーグ(CL)制覇に貢献。異なる3つのクラブでCL制覇を経験したのは同選手が史上初のことだった。
その後、マヌエル・ルイ・コスタ退団に伴い伝統ある「10番」を受け継いだセードルフは、後のバロンドーラーであるMFカカらと共にミランの攻撃陣をけん引。2006/07シーズンのCLではカカが得点王となりスポットライトを浴びたものの、セードルフも12試合で2得点4アシストと好パフォーマンスを収めており、この年のビッグイヤー獲得に大きく貢献していた。
MF:カカ(ブラジル代表)
【写真:Getty Images】
生年月日:1982年4月22日(当時25歳)
2006/07シーズンCL成績:13試合出場/10得点3アシスト
ミランで“世界一”の称号を手に入れた元ブラジル代表MF。2003年、ブラジルの名門・サンパウロからやって来たカカは、緩急を巧みに使いこなしたドリブル、簡単にボールを奪われない鮮やかなテクニックを駆使してミランの攻撃陣を大きく活性化。得点やアシストを量産し、チームとしても個人としても数多くのタイトルを獲得してきた。まさに、サッカー界のスーパースターである。
2006/07シーズンのチャンピオンズリーグ(CL)では全13試合に出場し、10得点3アシストをマーク。ブラジル人としてはFWリバウド以来となるCL得点王を獲得し、クラブにビッグイヤーをもたらした。そして、2007年のFIFAクラブワールドカップでも1得点3アシストの大活躍。ミランを世界一に導き、カカ自身も同年にFWリオネル・メッシらを抑え見事バロンドールを獲得している。カカがミランにもたらした功績は、今なお色褪せてはいないだろう。