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【写真:Getty Images】
サンドロ・トナーリ(イタリア代表)
生年月日:2000年5月8日
21/22リーグ戦成績:36試合5得点3アシスト
21/22欧州CL成績:6試合0得点0アシスト
21/22カップ戦成績:3試合0得点0アシスト
評価:A
昨季は新たな環境に馴染むのに苦労し本領発揮できなかった印象が強かったが、ミラン在籍2年目となった今季は覚醒。豊富な運動量と高いボール奪取能力を武器に何度も最終ラインを助け、攻撃面でも実に非凡なパフォーマンスを披露するなど、その働きぶりはまさに絶大だった。今季のミランにおけるMVP候補の1人と言ってもよく、評価は文句なしのAに。
フランク・ケシエ(コートジボワール代表)
生年月日:1996年12月19日
21/22リーグ戦成績:31試合6得点0アシスト
21/22欧州CL成績:5試合0得点1アシスト
21/22カップ戦成績:3試合1得点0アシスト
評価:B
怪我により出遅れた影響も大きかったか、前半戦はなかなかパフォーマンスレベルが安定せず、批判の的となることも多かった。しかし、シーズンが進むにつれ徐々に調子を上げていき、後半戦は本来の実力を示すことに成功。圧倒的なフィジカルを活かして中盤を制圧する姿は流石だった。また、今季は中盤底だけでなくトップ下でも起用されるなど、自身の可能性も広げた。
イスマエル・ベナセル(アルジェリア代表)
生年月日:1997年12月1日
21/22リーグ戦成績:31試合2得点1アシスト
21/22欧州CL成績:6試合0得点0アシスト
21/22カップ戦成績:3試合0得点0アシスト
評価:B
覚醒したサンドロ・トナーリ、セリエA屈指の実力を持つフランク・ケシエという強力なライバルがいる中、絶対的なレギュラーだったわけではない。しかし、ピッチに立った際の仕事ぶりは非凡で、豊富な運動量と鋭い出足を武器に何度もボールを狩り取っていた。また、今季はミラン加入後最多のリーグ得点数を記録するなど、ミドルシュートも冴えていた。
ブラヒム・ディアス(スペイン)
生年月日:1999年8月3日
21/22リーグ戦成績:31試合3得点3アシスト
21/22欧州CL成績:5試合1得点1アシスト
21/22カップ戦成績:4試合0得点0アシスト
評価:C
伝統ある10番を身に着けた今季はトップ下のファーストチョイスとしてプレー。下がってボールを引き出し、テクニカルなドリブルで局面を打開する上手さはシーズン通して光っていた。しかし、リーグ中盤戦以降ゴール数とアシスト数が激減してしまったのが非常に残念なところ。終盤にはベンチを温める機会も増えたなど、絶対的な存在にはなり切れなかった。
ラデ・クルニッチ(ボスニア・ヘルツェゴビナ代表)
生年月日:1993年10月7日
21/22リーグ戦成績:28試合0得点1アシスト
21/22欧州CL成績:4試合0得点0アシスト
21/22カップ戦成績:3試合0得点0アシスト
評価:C
今季も基本的にはサブ扱い。それでもミラン加入後最多となるリーグ戦出場数を記録することになった。ゴールやアシストといった面で貢献したわけでは決してないが、トップ下やボランチだけでなくサイドハーフやサイドバックでもプレーするなど、チーム状況に応じ柔軟に対応した点は少なからず評価に値する。
ティエムエ・バカヨコ(フランス代表)
生年月日:1994年8月17日
21/22リーグ戦成績:14試合0得点0アシスト
21/22欧州CL成績:3試合0得点0アシスト
21/22カップ戦成績:1試合0得点0アシスト
評価:D
2018/19シーズン以来のミラン復帰を果たしたが、存在感は皆無だった。第3節ラツィオ戦で怪我を負い戦線離脱を強いられるなどスタートダッシュに失敗。復帰後しばらくは途中出場でプレータイムを重ねたが攻守において微妙なパフォーマンスに終始してしまい、2月以降はほとんど出場機会を与えられなかった。
ダニエル・マルディーニ(イタリア)
生年月日:2001年10月11日
21/22リーグ戦成績:8試合1得点0アシスト
21/22欧州CL成績:3試合0得点0アシスト
21/22カップ戦成績:2試合0得点0アシスト
評価:E
第6節スペツィア戦ではヘディングで決勝ゴールを奪い、2-1勝利に貢献。セリエA史上初の親子3代ゴールは日本でも大きな話題となった。しかし、目立ったのはその1試合だけ。トップチームにおけるライバルたちの存在は実に強力で、すべてのコンペティションにおいてほとんど出場機会は与えられなかった。来季は他クラブへレンタルの可能性も。