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セリエA 3年前

21/22シーズン、ミラン全選手パフォーマンス査定。ポジション別に5段階評価、A評価となったのは?

シリーズ:欧州ビッグクラブ21/22パフォーマンス査定 text by 編集部 photo by Getty Images

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今季のミランはチャンピオンズリーグ(CL)でこそ力の差を見せつけられたが、国内では非常に安定した戦いを披露。11年ぶり19回目のセリエA制覇を成し遂げるなど、近年の暗いトンネルから抜け出したことを証明する1年となった。そんな今季、果たして選手のパフォーマンスはどうだったのか。今回はポジションごとにA~Eの5段階で評価する。


FW

ラファエル・レオン
【写真:Getty Images】

ラファエル・レオン(ポルトガル代表)
生年月日:1999年6月10日
21/22リーグ戦成績:34試合11得点10アシスト
21/22欧州CL成績:4試合1得点1アシスト
21/22カップ戦成績:4試合2得点1アシスト
評価:A


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 持ち前のスピードとテクニックを駆使したドリブルで何度も相手DFの脅威となるなど、崩しの核として申し分ない働きを示した。仕上げの精度という部分はまだまだ満足できるレベルに無いが、それでも今季リーグ戦で2桁得点に乗せたのはやはり大きな評価に値する。ステファノ・ピオーリ監督の元、守備面での貢献度も上がっているなど、もはや替えの効かない存在だ。

オリビエ・ジルー(フランス代表)
生年月日:1986年9月30日
21/22リーグ戦成績:29試合11得点4アシスト
21/22欧州CL成績:5試合0得点0アシスト
21/22カップ戦成績:4試合3得点0アシスト
評価:A

 ズラタン・イブラヒモビッチの負傷離脱が長引く中、CFのファーストチョイスに君臨。魅力的な体格を活かしたポストプレーの上手さはさすがで、セリエA第24節インテル戦では2ゴール、第28節ナポリ戦では決勝ゴール、最終節サッスオーロ戦では2ゴールをマークと重要な試合での勝負強さも光っていた。セリエA初挑戦で2桁得点は見事の一言である。

ジュニオール・メシアス(ブラジル)
生年月日:1991年5月13日
21/22リーグ戦成績:26試合5得点2アシスト
21/22欧州CL成績:2試合1得点1アシスト
21/22カップ戦成績:4試合0得点0アシスト
評価:C

 怪我によりシーズンのスタートダッシュには失敗したが、その後着実に調子を上げていき、気づけばアレクシス・サレマーカーズからポジションを奪うことになった。しかし、絶対的なレギュラーと呼べるほど説得力あるプレーを示せたとは言い難い。開幕前の期待感から考えれば今季の出来は悪くないかもしれないが、B寄りのCといったところが妥当な評価だろうか。

アレクシス・サレマーカーズ(ベルギー代表)
生年月日:1999年6月27日
21/22リーグ戦成績:36試合1得点3アシスト
21/22欧州CL成績:6試合0得点0アシスト
21/22カップ戦成績:4試合1得点0アシスト
評価:C

 シーズン前半戦は主力としてプレー。無尽蔵のスタミナを武器に、攻守においてハードワークを続けていた。しかし、アタッカーとしてあまりにもゴールに絡むプレーが少なく、年明けからはシュート技術に定評のあるジュニオール・メシアスにポジションを奪われる形となってしまった。課題を克服できなければ、来季はさらに厳しい戦いになるかもしれない。

ズラタン・イブラヒモビッチ(スウェーデン代表)
生年月日:1981年10月3日
21/22リーグ戦成績:23試合8得点3アシスト
21/22欧州CL成績:4試合0得点0アシスト
21/22カップ戦成績:0試合0得点0アシスト
評価:C

 ピッチに立った際の存在感はさすがで、40歳ながらセリエAで10ゴール以上に直接絡んだのは見事の一言に尽きる。しかし、やはり身体への負担は大きく、年明け以降は怪我によりほとんど試合に絡むことができなかったのは非常に残念だった。それでも、その存在、そして言動が若手主体のチームに大きな影響を及ぼしたのは紛れもない事実である。

アンテ・レビッチ(クロアチア代表)
生年月日:1993年9月21日
21/22リーグ戦成績:24試合2得点2アシスト
21/22欧州CL成績:2試合1得点0アシスト
21/22カップ戦成績:3試合0得点0アシスト
評価:D

 セリエAでは2シーズン連続で2桁得点を記録中だったが、今季は大失速。序盤は主力としてプレーするも、第8節エラス・ヴェローナ戦で負傷すると、戦列復帰した第12節インテル戦でも怪我を負い長期離脱を強いられることに。復帰後はなかなかコンディションが上がっていかず、結局は完全なるベンチ要員のままシーズンを終えることになってしまった。

サム・カスティジェホ(スペイン)
生年月日:1995年1月18日
21/22リーグ戦成績:5試合0得点2アシスト
21/22欧州CL成績:0試合0得点0アシスト
21/22カップ戦成績:0試合0得点0アシスト
評価:E

 セリエA第8節エラス・ヴェローナ戦で2アシストを記録して大逆転勝利の立役者となり、試合後に涙を流した姿は多くのミラニスタの心を打った。しかし、ステファノ・ピオーリ監督の元、事実上の構想外という厳しい現実は変わらず、2022年内の公式戦出場数は屈辱的な「0」に。残酷ではあるが、評価は最低のEとせざるを得ない。

ピエトロ・ペッレグリ(イタリア代表)
生年月日:2001年3月17日
21/22リーグ戦成績:6試合0得点0アシスト
21/22欧州CL成績:0試合0得点0アシスト
21/22カップ戦成績:0試合0得点0アシスト
評価:E

 今季モナコからレンタル加入。セリエAでは6試合で途中出場したが存在感はほぼなく、冬には怪我に泣いた。そして何もできぬまま、今年1月下旬にミランへのレンタル終了が発表された。

マルコ・ラゼティッチ(セルビア)
生年月日:2004年1月22日
21/22リーグ戦成績:0試合0得点0アシスト
21/22欧州CL成績:0試合0得点0アシスト
21/22カップ戦成績:1試合0得点0アシスト
評価:なし

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