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【写真:Getty Images】
PSGとの契約延長を発表したムバッペ
パリ・サンジェルマン(PSG)のフランス代表FWキリアン・ムバッペは、PSGとの契約を延長して残留することを発表した。スペインのラ・リーガはこれを受け、PSGに対して法的措置を取る姿勢を示している。
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PSGとの以前の契約が今季限りで満了する予定となっており、レアル・マドリードへのフリー移籍がほぼ確実と言われ続けてきたムバッペ。だが現地時間21日に行われた今季リーグアン最終節を終えたあと、PSGとの契約を2025年まで3年間延長することが発表された。
スペイン紙『アス』などによれば、ムバッペは10日ほど前にはマドリーに対して移籍の意思を伝えていたという。だがPSG残留発表の直前にはマドリーのフロレンティーノ・ペレス会長にムバッペからのメッセージが届き、マドリーには加入しない旨が伝えられたとのことだ。
ラ・リーガはムバッペの契約延長を受け、欧州サッカー連盟(UEFA)やフランス当局などに対してPSGを告訴する意思を表明した。だがマドリーへの移籍が破談とされたこととは直接の関係はなく、経済的な理由によるものだと説明されている。
PSGがムバッペと新たに交わすことになる巨額の契約は「UEFAとフランスの経済規制に反している」とリーガは主張。PSGが前年度に赤字を計上していたにもかかわらずムバッペとの契約を交わすことは「欧州サッカーの経済的持続可能性を損なう」ものであるとしており、リーガのハビエル・テバス会長も「サッカーに対する侮辱だ」とSNSで訴えている。
夏の移籍市場を大きく盛り上げることになるかと思われたムバッペの去就問題は、急転直下のPSG残留という形で結論が下された。だがその余波は、まだまだ収まることはないかもしれない。
【了】