レアル・マドリード(99/00シーズン)
【写真:Getty Images】
監督:ジョン・トシャック→ビセンテ・デル・ボスケ(スペイン)
成績
CL:優勝
リーグ戦:5位(勝ち点62/16勝14分8敗)
国内カップ戦:ベスト4
1999/2000シーズンのCLはレアル・マドリードが制した。決勝はバレンシアとの同国対決。ヨーロッパカップ戦の決勝で同じ国のクラブが対戦したのは、これが史上初だった。
レアル・マドリードはシーズン序盤でジョン・トシャック監督を解任。その後任を務めたのが下部組織を担当していたビセンテ・デル・ボスケ監督である。GKはイケル・カシージャスでディフェンスラインにはイバン・エルゲラ、フェルナンド・イエロやロベルト・カルロスが入った。最前線にはラウールとフェルナンド・モリエンテスの強力2トップが待っていた。
11月の監督交代劇が示すとおり、レアル・マドリードの1999年は簡単ではなかった。実際、グループステージではバイエルン・ミュンヘンに2敗して2位通過だった。ただ、決勝トーナメントではベスト8でマンチェスター・ユナイテッドを下したあと、準決勝でバイエルンにリベンジ達成。バレンシアとの同国ファイナルを制して、2年ぶり8度目のビッグイヤー獲得。これから始まる“銀河系軍団”時代につながるシーズンとなっている。
【了】