2位:パベル・ネドベド(元チェコ代表)
【写真:Getty Images】
在籍期間:01年夏~09年夏
クラブ通算成績:326試合65得点78アシスト
代表通算成績:89試合18得点5アシスト
2位に入ったのは、現役引退後もユベントスに残って副会長を務めるレジェンド、パベル・ネドベド。引退までの326試合で78アシストを記録した。
1996年のユーロ(欧州選手権)でその名を轟かせ、移籍したラツィオでセバスティアン・ベロンらとともにセリエA優勝を果たした。00/01シーズン終了後に契約延長するも、クラブの経営難にともないユベントスに移籍することとなった。
強靭なフィジカルと高い技術を兼ね備えたネドベド最大の特徴は、「ハーフタイムに心臓と肺を交換している」と言われたほどの無尽蔵の体力だ。テクニックは凡庸と言われるが、トップスピードでも正確にボールを扱うテクニックやトラップで相手をかわす技術は一級品。左右の両足から放たれる強烈なミドルシュートも驚異的だった。
ユベントスで引退後はフロントに入り、スポーツディレクターに就任。補強などの運営に携わった後、2015年から副会長に就任している。昨季は欧州スーパーリーグ創設で世界中から批判を受けた。会長の辞任の可能性も報道されたクラブを立て直し、クラブを代表する者の一人として、正しい方向へ導けるかどうかに注目だ。
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