4位:マウロ・カモラネージ(元イタリア代表)
【写真:Getty Images】
在籍期間:02年夏~10年夏
クラブ通算成績:288試合32得点58アシスト
代表通算成績:54試合4得点9アシスト
4位にはユベントスで活躍し、イタリア代表としてフランチェスコ・トッティらとともに2006年のワールドカップを優勝したマウロ・カモラネージがランクイン。8年在籍したユベントスで48アシストを記録し、セリエBに降格したときもチームを支え続けた。
イタリアからアルゼンチンに移住した曾祖父を通してイタリア国籍を取得し、イタリア代表として活躍した異色のキャリアを持つカモラネージは、母国アルゼンチンでプロキャリアをスタート。引退までの約20年間で10チームに所属したが、ユベントスでは最長となる8年間を過ごした。
豊富な運動量と緩急を活かしたドリブルで右サイドを駆け上がるカモラネージは、初年度にリーグとコッパ・イタリア(国内カップ)の2冠獲得。チャンピオンズリーグ(CL)決勝進出にも貢献した。翌年にもリーグ優勝するものの、審判不正操作などの不正行為によりセリエBに降格となったが、カモラネージはチームに留まり、1年でのセリエA復帰に導いている。
あまり知られてはいないが、現役引退後はメキシコ3部リーグのコラスF.C.で監督に就任。メキシコやアルゼンチンで指導経験を積み、2017年にコーチングライセンスを取得すると、19/20シーズンにはスロベニア1部リーグNKタボル・セジャナの監督に就任した。翌年にはスロベニアの強豪 NKマリボルの監督に就任し、リーグ2位となった。着実に監督キャリアを積むカモラネージが、ユベントスの監督となる日がいつかくるかもしれない。