ブラジルW杯
コートジボワール戦の先発メンバー
背番号10:香川真司(マンチェスター・ユナイテッド)
生年月日:1989年3月17日(25歳)
個人成績:3試合出場/0得点0アシスト
戦績:グループステージ敗退
2008年5月24日に行われたコートジボワール代表とのキリンカップで、19歳の香川真司は代表デビューを飾った。2年後の南アフリカワールドカップには惜しくも落選となったが、大会後は代表を引退した中村俊輔に代わって背番号10をまとうことになった。
南アフリカ大会後にセレッソ大阪からボルシア・ドルトムントに移籍すると、ユルゲン・クロップ監督の下でトップ下の定位置を掴んでリーグ連覇に貢献。12年夏にはアレックス・ファーガソン監督率いるマンチェスター・ユナイテッドに移籍したが、スター選手が並ぶユナイテッドでは活躍することはできなかった。
アルベルト・ザッケローニ監督率いる日本代表では得意なトップ下を本田圭佑に譲り、左サイドが定位置になった。43試合16ゴールという数字を残してワールドカップ出場権獲得にも貢献した香川は、順当に本大会のメンバーに選ばれた。
激しい雨が降りしきる中で行われたコートジボワール代表との初戦は、本田のゴールで先制に成功した。しかし、攻勢を強めた相手に逆転を許し、先発した香川も攻撃面で特長を出せずに86分にベンチに下がっている。ベンチスタートとなった第2戦は0-0の57分に投入されたが、10人のギリシャに対して最後までゴールネットを揺らすことができずに引き分けた。
グループステージ突破へ一縷の望みを懸けて戦ったコロンビア戦に、香川は再び先発メンバーに復帰した。PKから先制されながらも岡崎慎司のゴールで同点としたが、後半開始からハメス・ロドリゲスを投入したコロンビアに3失点を喫して敗北。香川はブラジルで何もできず、日本代表はグループステージ敗退となった。