1位:ティエリ・アンリ(元フランス代表)
【写真:Getty Images】
在籍期間:99年夏〜07年夏、12年冬
クラブ通算成績:375試合228得点106アシスト
代表通算成績:123試合51得点30アシスト
2000年代を代表するストライカーだったティエリ・アンリは、アーセナルで歴代最多得点とアシストの2冠に輝いている。1999年夏にユベントスから加入し、2007年夏にバルセロナに移籍するまで、アンリは唯一無二のキャラクターでチームの中心となっていた。
同じフランス代表のニコラ・アネルカがレアル・マドリードへ移籍したタイミングで、アンリはアーセナルへとやってきた。アーセン・ベンゲル監督は左ウイングだったアンリをセンターフォワードに据えた。加入3年目の01/02シーズンに24ゴールで得点王に輝き、リーグ優勝の原動力に。さらに、03/04シーズンからは3季連続で得点王に輝いている。3季連続はアラン・シアラーと並んでプレミアリーグ最多タイで、4度の獲得は歴代最多記録となっている。
相手DFの背後に5mのスペースがあれば突破できてしまう「5mアドバンテージ」と、左斜め45度からのコントロールショットはわかっていても止められない凄さがあった。しかし、「自分のゴールよりもアシストを誇らしく思う」と本人が言うように、アシスト能力にも長けている。02/03シーズンにはプレミアリーグ最多となる20アシストを記録した。
2012年冬には短期間の期限付き移籍で復帰している。2014年に現役を引退すると、その後は指導者として活躍。2018年には古巣モナコを指揮し、現在はベルギー代表のアシスタントコーチとして手腕を振るっている。
【了】