4位:セオ・ウォルコット(元イングランド代表)
【写真:Getty Images】
在籍期間:06年冬〜18年夏
クラブ通算成績:398試合108得点78アシスト
代表通算成績:47試合8得点8アシスト
16歳でサウサンプトンのトップチームデビューを果たしたセオ・ウォルコット。チャンピオンシップ(2部)で5か月間プレーしただけで、強豪アーセナルへステップアップを果たした。
驚異的なトップスピードを叩き出す早熟のアタッカーは、大きな期待を寄せられた。ティエリ・アンリがつけていた背番号14を08/09シーズンから背負うと、プレミアリーグでは10/11シーズンからの3年間で31得点30アシストという成績を残した。イングランド代表にも定着し、ユーロ2012(欧州選手権)でもプレーしている。
しかし、大怪我がウォルコットの活躍を阻む。2014年に左膝の前十字靭帯を断裂し、同年のワールドカップ出場を逃している。その後は負傷と復帰を繰り返しながら、16/17シーズンに2ケタ得点を挙げて復活を印象付けた。しかし、翌シーズンは出番を失い、冬の移籍市場でアーセナルを去ることに。エバートンでも怪我に苦しむ時期が続き、2020年10月に古巣サウサンプトンに復帰。最初のシーズンは期限付き移籍だったが、昨季からは完全移籍へと切り替わっている。
怪我に苦しんだ時間は長いが、ウォルコットがアーセナルで輝いたことは間違いない。歴代得点数、アシス数では共に4位。ベンゲルの晩年を支えた貴重なプレイヤーだった。
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