サッカー日本代表 最新ニュース
【写真:Getty Images】
日本サッカー協会(JFA)は20日、6月のキリンチャレンジカップ2022、キリンカップサッカー2022に臨むサッカー日本代表メンバーを発表した。予定されている4試合は11月に開幕するFIFAワールドカップカタール(W杯)に向けた貴重なテストマッチとなる。今回は、初戦となる2日のパラグアイ代表戦の先発メンバーを予想する。
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W杯アジア予選の正GKは権田修一だった。権田が軸になるのは確実だが、4試合の中でシュミット・ダニエルを試す可能性は十分にあるだろう。
センターバックは吉田麻也と冨安健洋が中心になる。しかし、冨安は16日の試合で負傷したため、日本代表での初戦に間に合うかは不明。冨安を欠く場合は最終予選でも起用された谷口彰悟が有力で、シャルケを1部昇格に導いた板倉滉が続く。初選出となった伊藤洋輝は所属するシュトゥットガルトで3バックの一角を務めており、日本代表ではセンターバックに入ることになりそうだ。
酒井宏樹は3日に右足第5中足骨の手術を受けたため、3月に続いてメンバーから外れた。右サイドバックの1番手は山根視来で、オランダでプレーする菅原由勢が控える。左サイドバックは長友佑都がファーストチョイスだが、中山雄太にもチャンスはあるはずだ。
左ウイングは現時点では南野拓実の起用が有力。南野はリバプールで出場時間こそ短いものの、公式戦10得点を挙げている。右ウイングにはベルギーでアシストを量産する伊東純也が入る。PSVで今季公式戦11得点を挙げた堂安律、ベルギーで好調の三笘薫、フランクフルトでUEFAヨーロッパリーグ制覇に貢献した鎌田大地などが伊東、南野に続く存在になる。
中盤には遠藤航、田中碧、守田英正が君臨する。W杯出場権獲得のキーマンとなった3人が中心で、原口元気、柴崎岳らが控える。さらに、久保や鎌田、堂安といった攻撃に特長を持つ選手をインサイドハーフで起用するプランも想定される。
センターフォワードは不調の所属チームでリーグ戦4得点を挙げている大迫勇也が外れた。怪我から復帰した古橋亨梧の起用が有力とみられるが、Jリーグで結果を出している上田綺世にも期待したい。
6月は4試合の長丁場となる。最終予選でなかなか出番が回ってこなかった選手にも、4試合のどこかでチャンスは回ってくるはずだ。