3位:ラウール・ゴンザレス(元スペイン代表)
【写真:Getty Images】
在籍期間:94年夏~10年夏
クラブ通算成績:741試合323得点115アシスト
代表通算成績:103試合43得点9アシスト
個性豊かなスター軍団だったレアル・マドリードで、ラウール・ゴンザレスは象徴的な存在だった。アトレティコ・マドリードの下部組織でプレーしていたが、1992年にレアルへ移り17歳のときに抜擢された。ラ・リーガデビュー2試合目は古巣アトレティコ戦で、ラウールは左足で初ゴールを決めている。このゴールをきっかけに、ラウールはレアルの中心選手へと駆け上がっていく。
クラブ歴代最多となる公式戦741試合に出場し、323得点、115アシストという数字も記録を破られるまでは最多記録だった。ストライカーでありながら、誰よりも泥臭い仕事をこなす一面もあった。誰もが認める実直な性格で、スター選手が並ぶチームをキャプテンとしてまとめていた。
スペインの至宝と呼ばれたラウールはスペイン代表としても100を超えるキャップ数を記録したが、タイトルに恵まれず。一方、16年間在籍したレアルではラ・リーガを6度、UEFAチャンピオンズリーグを4度制している。33歳のときにドイツのシャルケに移籍。カタールやアメリカ合衆国でもプレーし、現在はレアルのセカンドチーム、カスティージャで監督を務めている。
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