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セリエA 3年前

21/22シーズン、ユベントス全選手パフォーマンス査定。ポジション別に5段階評価、A評価となったのは?

シリーズ:欧州ビッグクラブ21/22パフォーマンス査定 text by 編集部 photo by Getty Images

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今季のユベントスはマッシミリアーノ・アッレグリ監督を呼び戻し、イタリア王者奪還へ向け歩みを始めた。ところがスタートダッシュに失敗。その後もあまり調子は上向かず、11年ぶりとなる無冠が確定してしまった。不本意なシーズンとなったことは間違いないが、果たして選手のパフォーマンスはどうだったのか。今回はポジションごとにA~Eの5段階で評価する。


FW

ドゥシャン・ヴラホビッチ
【写真:Getty Images】

ドゥシャン・ヴラホビッチ(セルビア代表)
生年月日:2000年1月28日
21/22リーグ戦成績:14試合7得点1アシスト
21/22欧州CL成績:2試合1得点0アシスト
21/22カップ戦成績:4試合1得点1アシスト
評価:B


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 今年1月、それまで得点力不足に陥っていたユベントスに救世主としてやって来た。持ち前の決定力と高さ、強さ、速さを武器に瞬く間に中心的存在になると、チャンピオンズリーグ(CL)では2試合で1得点、セリエAでは13試合で6得点と期待を裏切らぬ結果を残した。無冠に終わったチームにおいて、数少ない光になっていたと言える。

フェデリコ・キエーザ(イタリア代表)
生年月日:1997年10月25日
21/22リーグ戦成績:14試合2得点3アシスト
21/22欧州CL成績:4試合2得点1アシスト
21/22カップ戦成績:0試合0得点0アシスト
評価:C

 ユーロ(欧州選手権)制覇に大きく貢献し、良い状態で臨んだ今シーズン。爆発的なスピードと力強さをフルに発揮し、序盤戦なかなか勢いの出ていなかった攻撃陣の中でも奮闘を続けていたが、第21節ローマ戦で左膝前十字靭帯を断裂してシーズン絶望となったのは非常に残念だった。今回C評価となったが、フル稼働していればまた違ったかもしれない。

アルバロ・モラタ(スペイン代表)
生年月日:1992年10月23日
21/22リーグ戦成績:34試合9得点7アシスト
21/22欧州CL成績:7試合2得点1アシスト
21/22カップ戦成績:5試合1得点0アシスト
評価:C

 セリエAだけで11得点10アシストと納得のできる結果を残していた昨季に比べると、今季は静かだった。なかなか安定したペースで得点を重ねられず、チャンピオンズリーグ(CL)ではたったの2得点に留まっている。献身性や相手DFの背後を狙う積極性などは目立っていたが、やはりストライカーとして今季の成績は物足りないと言わざるを得ない。

フェデリコ・ベルナルデスキ(イタリア代表)
生年月日:1994年2月16日
21/22リーグ戦成績:27試合1得点3アシスト
21/22欧州CL成績:5試合0得点3アシスト
21/22カップ戦成績:2試合1得点0アシスト
評価:C

 絶大な存在感はなかったが、シーズン開幕前の期待感から考えればまずまずの出来だったと言えるのではないか。リーグ戦26試合で1得点3アシストはかなり寂しい数字だが、献身性を失うことなく、あらゆるポジションでチームの為に戦う姿勢をみせていた。ただ、相変わらず怪我がちで継続性がなかったのはマイナスポイントになる。

パウロ・ディバラ(アルゼンチン代表)
生年月日:1993年11月15日
21/22リーグ戦成績:28試合10得点5アシスト
21/22欧州CL成績:5試合3得点1アシスト
21/22カップ戦成績:4試合2得点0アシスト
評価:C

 昨季の公式戦5得点という成績に比べれば、今季の同15得点は悪くない数字と言えるだろう。しかし、相変わらず怪我が多く、とくにチャンピオンズリーグ(CL)では重要な試合でことごとく戦力になりきれなかったなど、期待値を上回るパフォーマンスとは言い難かった。シーズン通して話題になったのは、移籍の噂だったと言える。

モイーズ・キーン(イタリア代表)
生年月日:2000年2月28日
21/22リーグ戦成績:31試合5得点3アシスト
21/22欧州CL成績:6試合1得点0アシスト
21/22カップ戦成績:3試合0得点0アシスト
評価:D

 アルバロ・モラタ、パウロ・ディバラ、ドゥシャン・ヴラホビッチらの牙城を最後まで崩すことができず。限られた出場時間の中でリーグ戦5得点という数字を残したが、サプライズと呼べるほどの活躍はなかった。

デヤン・クルゼフスキ(スウェーデン代表)
生年月日:2000年4月25日
21/22リーグ戦成績:20試合1得点3アシスト
21/22欧州CL成績:5試合1得点0アシスト
21/22カップ戦成績:1試合0得点0アシスト
評価:D

 不完全燃焼に終わった昨季からの挽回を目指したが、ピッチで説得力のあるパフォーマンスは示せず。マッシミリアーノ・アッレグリ監督の信頼を掴むことはできなかった。今冬のトッテナムへのレンタル移籍は、結果的に正解だったかもしれない。

マルレー・アケ(フランス)
生年月日:2001年1月5日
21/22リーグ戦成績:2試合0得点0アシスト
21/22欧州CL成績:0試合0得点0アシスト
21/22カップ戦成績:2試合0得点0アシスト
評価:E

 昨年の冬にマルセイユからやって来た若者は今季、トップチームデビュー戦含め公式戦4試合出場を達成。コッパ・イタリアのラウンド16、サンプドリア戦ではアシストもマークした。来季以降に期待だ。

カイオ・ジョルジ(ブラジル)
生年月日:2002年1月24日
21/22リーグ戦成績:9試合0得点0アシスト
21/22欧州CL成績:0試合0得点0アシスト
21/22カップ戦成績:2試合0得点0アシスト
評価:E

 名門サントスからやって来た期待の若手は今季、公式戦11試合に出場しノーゴール。さらに前十字靭帯を損傷し一足先にシーズンを終えるなど、悔しい1年となった。来季はその悔しさを存分に晴らしてほしいところだ。

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