1位:リオネル・メッシ(アルゼンチン代表)
【写真:Getty Images】
在籍期間:05年夏~21年夏
クラブ通算成績:777試合672得点302アシスト
代表通算成績:160試合81得点49アシスト
2004年にバルセロナのトップチームデビューを飾って以降、リオネル・メッシは同クラブで数々の伝説を残してきた。これまで獲得したタイトルは実に35個となっており、各コンペティションで合計20回も得点王に輝いている。そして、サッカー界最高の選手だけが手にできるバロンドールには史上最多6回選出。バルセロナですべてをその手中に収めてきたメッシを超える存在は、後にも先にも現れることはないだろう。
もはやゲームの世界で攻撃の能力値をすべてMAXに上げたような、そんなサッカーセンスを持つメッシはこれまでに数々のGKとDFを涙目にさせてきた。圧巻だったのは2011/12シーズンで、この時はリーグ戦だけでなんと50得点を叩き出している。もちろんこれは、ラ・リーガ最多の記録だ。また、当初は不調と言われていた昨季も最終的にはリーグ戦で30得点を奪取。まさに異次元である。
しかし、メッシがGKとDFを涙目にさせてきたのは、決してゴールだけではない。その繊細なパスで、味方の得点も数々演出してきた。これまで毎シーズンのように公式戦二桁アシストを記録してきており、2019/20シーズンにはラ・リーガで25得点22アシストをマーク。1シーズンでの20得点20アシスト達成はラ・リーガ初の快挙であり、21世紀の欧州5大リーグではティエリ・アンリに次ぐ二人目の快挙。また、この22アシストという数字はシャビを抜いてバルセロナ歴代最多のものとなっていた。
最終的にメッシはバルセロナで公式戦302アシストを記録。2位のシャビが185アシストとなっているので、いかに飛び抜けた数字であるかがわかるだろう。この異次元な存在を、今夏バルセロナがあのような形で手放してしまったのは非常に残念である。
【了】