4位:ルイス・スアレス(ウルグアイ代表)
【写真:Getty Images】
在籍期間:14年夏~20年夏
クラブ通算成績:282試合194得点113アシスト
代表通算成績:131試合66得点37アシスト
オランダの名門アヤックスで頭角を現し、2011年から所属していたリバプールでビッグスターへの階段を一気に駆け上がった。そして2014年7月、8172万ユーロ(約98億円)とされる移籍金でバルセロナへ加入。そこからルイス・スアレスは、恐るべき速さでクラブの新たな歴史を築いていった。
新天地でなかなかフィットできず沈んでいってしまう選手は数多いが、スアレスは無問題だった。ラ・リーガ初挑戦のシーズンでいきなり二桁得点&二桁アシストを記録すると、その後なんと3シーズン連続で同二桁得点&二桁アシストを叩き出している。まるで「カンテラ(下部組織)出身だったか?」と錯覚してしまうほど、チームにフィットしていた。
圧倒的な決定力と豊富なゴールパターンが大きな持ち味だが、周りの活かし方も熟知しているからこそスアレスは本当に怖い存在だった。とくにプライベートでも仲の良いリオネル・メッシとのコンビネーションは至高で、2人だけで相手の守備ブロックを崩壊させてしまうことが珍しくなかった。これほど能力の高いセンターフォワードは、今後クラブに現れないかもしれない。
結果的にスアレスは、6年間の在籍でバルセロナ歴代4位となる『113』ものアシストを記録することになった。8172万ユーロ(約98億円)という移籍金は、今考えるとかなり安かったと言える。2020年夏に移籍したアトレティコ・マドリードでは、加入1年目からリーグ優勝に貢献している。
【次ページ】3位:日本でキャリアを続けるMF