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FAカップ決勝のピッチには立てなかったが…

　リバプールは現地時間14日に行われたFAカップ決勝でチェルシーを破って優勝を飾った。クラブのレジェンドであるジョン・オルドリッジ氏は、南野拓実もリバプールのタイトル獲得に寄与したとして賛辞を送っている。

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　豪華メンバーを揃えたリバプールが好調な戦いを続ける中、プレミアリーグやチャンピオンズリーグ（CL）ではわずかな出場機会しか得られていない南野だが、今季は国内カップ戦を主な活躍の舞台として躍動。FAカップでは4回戦のカーディフ・シティ戦で決勝ゴール、5回戦のノリッジ・シティ戦では2得点を記録し、リバプールが主力を休ませつつ勝ち上がる上で貢献を果たした。

　だが準決勝以降の戦いでは主力メンバーが起用され、ベンチ外となった南野が伝統のウェンブリーのピッチに立つことはなかった。それでもオルドリッジ氏は、地元紙『リバプール・エコー』のコラムの中で南野の貢献度を指摘している。

「南野拓実も言及に値すると思う。今季の戦いに絡んでいたし、彼がいなければリバプールがFAカップ決勝へ辿り着くこともおそらくなかっただろう。だから彼には（優勝）メダルの資格がある」とオルドリッジ氏は記している。

「決勝でプレーしなかったのは確かだが、彼がいなければそこへ行くことすらできなかった。シーズンを終えたあと彼が残るのか出て行くのかは分からないが、クラブのためにしっかりやってくれた」と続けた。

　南野は同じくリバプールが優勝したカラバオ・カップ（リーグ杯）でも同様の形で決勝進出に貢献していた。FAカップでの3得点、リーグ杯での4得点はいずれも両大会でチーム単独最多となっている。

【了】