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最悪の無駄遣い…。チェルシー、“給料が高すぎる”5人。ガッカリなクラブ最高給取り、決定力不足の快速FWも

シリーズ:給料が高すぎる5人 text by 編集部 photo by Getty Images

MF:サウール・ニゲス(スペイン代表)

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【写真:Getty Images】


生年月日:1994年11月21日
年棒:1076万ユーロ(約12.9億円)
週給:20.7万ユーロ(約2484万円)
21/22リーグ戦成績:9試合0得点0アシスト

 アトレティコ・マドリードの下部組織出身のサウール・ニゲスは、2011/12シーズンに17歳という若さでトップチームデビューを飾った。ラージョ・バジェカーノへのローン移籍から復帰した2014/15シーズンに主力に定着すると、2015/16シーズンのUEFAチャンピオンズリーグ(CL)準決勝ではバイエルン相手に貴重なゴールを決め、クラブをCLファイナルに導いた。

 こうした活躍を受け、多くのクラブから関心を寄せられる中で17年7月にアトレティコ・マドリードと異例の9年契約を締結。アトレティコ・マドリードの顔として今後数年間を支える存在として期待されていた。だが、中盤やサイド、SBなど複数のポジションをこなせることから便利屋としての起用が多かったことに不満を持ち、21年夏に移籍を希望した。

 そうした中でチェルシーが移籍市場最終日に買い取りオプション付きのローン移籍でサウールを獲得。アトレティコで数々のタイトル獲得に貢献していたこともあり、クラブ内で4番目に高額の1076万ユーロ(約12.9億円)の年俸を受け取っている。しかし、その期待を大きく裏切ることとなり、デビュー戦となったアストン・ヴィラ戦ではフィジカルやプレーのスピードについていけずボールロストを連発。屈辱のハーフタイムでの交代となり、それ以降はベンチを温める日々が続いている。チェルシーからすれば唯一の朗報はサウールを完全移籍で獲得していなかったことだろう。


【了】

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