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最悪の無駄遣い…。チェルシー、“給料が高すぎる”5人。ガッカリなクラブ最高給取り、決定力不足の快速FWも

シリーズ:給料が高すぎる5人 text by 編集部 photo by Getty Images

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欧州主要リーグの2021/22シーズンが終わりを迎えようとしている。移籍金や年俸に見合う、あるいはそれ以上の活躍を披露した選手もいれば、そうでなかった選手ももちろん多数存在する。今回は、高額な給料を受け取りながらも、それに見合うパフォーマンスを示すことができなかったチェルシーの選手を5人紹介する。(年俸、週給は『Salary Sport』を参照。今季リーグ戦成績は『transfermarkt』を参照)


FW:ロメル・ルカク(ベルギー代表)

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【写真:Getty Images】

生年月日:1993年5月13日
年棒:1820万ユーロ(約21.8億円)
週給:35万ユーロ(約4200万円)
21/22リーグ戦成績:25試合8得点1アシスト


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 アンデルレヒトでプロデビューを飾ったロメル・ルカクは、16歳で迎えた2009/10シーズンにリーグ史上最年少で得点王のタイトルを獲得。その強靭なフィジカルと得点能力の高さから”ディディエ・ドログバ2世”と喩えられ、多くのクラブとの争奪戦の末、11年夏に自身も大ファンであったチェルシーに加入した。

 しかし、当時のチェルシーでは序列を上げることができず、ローン移籍の期間を経て14年夏にエバートンへ完全移籍。その後はマンチェスター・ユナイテッド、インテルと渡り歩き、2020/21シーズンにはチームのエースとしてインテルの11シーズぶりのスクデット獲得に大きく貢献した。シーズン終了後に行われたユーロ2020(欧州選手権)でもベストイレブンに選出されるなど、“世界最高峰”のストライカーとして自身の評価を高めた。

 そして21年夏に満を持してチェルシーに復帰。移籍金はクラブ史上最高額の1億1300万ユーロ(約135.6億円)であった。もちろん給与も高く、年俸1820万ユーロ(約21.8億円) はチーム最高額である。加入から3試合で3ゴールを奪うなど上々のスタートを切ったが、その後はまさかの失速。リーグ戦での2022年初ゴールは5月と大苦戦を余儀なくされ、その間に勝ち点を取りこぼしたチェルシーは優勝争いから大きく後れを取ることとなった。クラブ史上最高額の移籍金とクラブ最高額の年俸を支払った期待から考えると、今季は“失敗”と言わざるを得ない結果に終わってしまった。

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