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日本代表 3年前

サッカー日本代表、歴代背番号9の系譜。中山雅史、西澤明訓、高原直泰、岡崎慎司、W杯で最もゴールを決めたストライカーは…

シリーズ:日本代表、背番号の系譜 text by 編集部 photo by Getty Images

南アフリカW杯

0501daihyo2010Denmark
デンマーク戦の先発メンバー

監督:岡田武史
戦績:ベスト16

背番号9:岡崎慎司(清水エスパルス)
生年月日:1986年4月16日(24歳)
個人成績:4試合出場/1得点0アシスト

北京五輪に出場した08年、岡崎慎司は岡田武史監督率いるA代表にも初めて選出されてデビューを飾っている。09年6月6日のウズベキスタン戦では前半早々にダイビングヘッドで先制ゴールを奪い、日本代表を4大会連続のワールドカップ本大会出場へと導いた。岡崎は日本代表のエースとして、南アフリカワールドカップのメンバー入りを果たしている。

しかし、直前のテストマッチでチームは低調なパフォーマンスを見せ、岡崎も結果を残すことができなかった。すると、大会直前に戦術の変更が行われ、岡崎が務めていた1トップはMFの本田圭佑が入ることとなった。

岡崎に与えられた役割は、サイドハーフの控えだった。カメルーン戦は1-0とリードした69分から、オランダ戦は0-0の77分から出場するも、ゴールを奪うことはできず。それでもチームは1勝1敗で勝ち点4を掴み、デンマークとの第3戦に臨んだ。

デンマーク戦は前半に本田と遠藤保仁の直接FKが決まり、2-0で試合終盤に突入した。カメルーン戦同様にリードを守り切る役割として、74分に松井大輔に代わって右サイドハーフに入っている。81分にPKから1点を返されたが、87分に本田のパスを受けた岡崎がゴールに流し込んで3点目を奪い、勝利を決定づけた。

ラウンド16に駒を進めた日本代表はパラグアイと対戦。岡崎はスコアレスのまま迎えた65分に出場したが、最後までゴールネットを揺らすことができず。日本代表はPK戦の末に敗れ、ベスト8という目標は叶わなかった。

アジア最終予選でエースと呼ばれるまでになった岡崎は、本大会ではスーパーサブという立場でゴールという結果を残した。24歳で味わったこの経験が、その後の代表キャリアへとつながっていくことになる。

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