横浜F・マリノス 最新ニュース
【写真:Getty Images】
アンデルソン・ロペスがリーグ戦3試合連発
明治安田生命J1リーグ第13節が14日に行われ、横浜F・マリノスは湘南ベルマーレに4-1で勝利を収めた。
【今シーズンのJリーグはDAZNで!
いつでもどこでも簡単視聴】
ビルドアップでのミスが多く、序盤から湘南のカウンター攻撃に苦しめられたマリノスだったが、数少ないチャンスをゴールに変えて徐々に点差を広げていった。
MF水沼宏太とDF小池龍太のゴールで2-0としてハーフタイムに入り、後半にFWアンデルソン・ロペスが加点して勝負あり。今季新加入のブラジル人ストライカーは、リーグ戦3試合連続となるゴールでマリノスの勝利に大きく貢献した。
2点リードで迎えた59分、自陣でのボール奪取からカウンターに移ったマリノスは、MFマルコス・ジュニオールが左へ大きく展開する。そしてFW仲川輝人がペナルティエリア手前までドリブルで運び、右方向へスルーパスを送る。その先に駆け上がってきていた水沼がゴール前へ折り返し、アンデルソン・ロペスが無人のゴールにシュートを流し込んだ。
「(水沼)宏太とはいつも連係についてコミュニケーションを取っているので、宏太がああいった形でボールを持つと、信じて(ゴール前に)入るようにしている。僕ら2人の連係は本当にいいのかなと思う」
貴重な追加点を奪ったアンデルソン・ロペスは、水沼との連係に揺るぎない自信を持っている。その言葉通り、ゴールにつながったカウンターの場面もドリブルする仲川にジェスチャーで右に展開するよう指し示し、自らはゴール前でシュート体勢を整えていた。
水沼はJ1第6節のFC東京戦でもクロスからアンデルソン・ロペスのゴールをお膳立てしていた。背番号11のストライカーは「彼のようなパサーがいると、こっちも自信を持ってプレーすることができる」と水沼に全幅の信頼を寄せ、「特にああいう質の高いパスを出すのは珍しい選手だと思うので、本当に一緒にプレーしていていいなと思う」とJリーグ屈指のクロス名人を手放しで称えた。
リーグ戦3試合連続ゴールのアンデルソン・ロペスは、現在チーム最多の6得点を挙げている。今月上旬までベトナムで戦ったAFCチャンピオンズリーグ(ACL)のグループステージでも2得点を奪っており、早くもシーズン二桁得点にも到達しそうな勢いだ。
今季新加入ながらマリノスのサッカーに順応してエースの座を確かなものにしつつあり、「今はコンディションはすごくいいし、メンタル面もすごくいい。家族もやっと来日できて、完璧な状態になっている」とアンデルソン・ロペス自身も絶好調ぶりを実感しているようだった。
それでも得点王など先の目標を意識することなく「1試合1試合、チームのために戦っていくだけ」と気を引き締めるところも彼らしい。攻守にハードワークを怠らないトリコロールの背番号11が、エンジン全開でゴール量産体制に入った。
(取材・文:舩木渉)
【了】