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“王様“”神様“ブラジル代表、最強の怪物エース5人。ペレ、ジーコ、ロナウジーニョ…脅威の破壊力を持つ男たち

text by 編集部 photo by Getty Images

ジーコ

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【写真:Getty Images】


MF:ジーコ(フラメンゴ/ブラジル代表)
生年月日1953年3月3日(当時28歳)
1982シーズンリーグ戦成績:36試合20得点
ブラジル代表通算94試合77得点
ブラジル代表での主な出場大会:1978年FIFAワールドカップ・アルゼンチン大会、1982年FIFAワールドカップ・スペイン大会、1986年FIFAワールドカップ・メキシコ大会

 ペレが現役を退いた後、ブラジルのエースとして台頭したのがジーコである。ペレにも見劣りしない圧倒的な技術で世界最高選手と呼ばれ、鹿島アントラーズでプレーしたことから日本でも“神様“として今も大きな尊敬を集めている。

 基本データは1982年。この年に行われたW杯スペイン大会ではソクラテス、ファルカン、トニーニョ・セレーゾと組んだ中盤は「黄金のカルテット」と呼ばれ世界中を魅了した。イタリア代表に敗れ2次リーグ敗退(当時の規定は1次リーグ→2次リーグ→準決勝→決勝)に終わったものの、その美しいスタイルは今も語り継がれている。

 その能力はやはり圧巻といえる。「ドリブル」「パス」「テクニック」は95と世界最高級の数値となっており、その優雅で美しく破壊的な力が表現されている。そして何より高い評価となったのが「IQ」である。個性的で圧倒的な面々が揃うブラジル代表において司令塔として圧巻のパスワークを牽引する存在だった。

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