セルティック(古橋亨梧・旗手怜央・前田大然・井手口陽介)最新ニュース
セルティックが2年ぶりのスコティッシュ・プレミアシップ制覇を成し遂げた。現地11日に行われたダンディー・ユナイテッド戦に1-1で引き分け、2位レンジャーズとの勝ち点差は4ポイントに。1試合を残してセルティックの優勝が決まった。25ポイントもの大差をつけられて2位に甘んじた昨季とは何が違ったのだろうか。アンジェ・ポステコグルー監督が就任1年目から成功をつかめた要因を探った。(文:舩木渉)
セルティック、2年ぶりのリーグ優勝!
セルティックがついに頂点に立った。
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スコティッシュ・プレミアシップのポストスプリット第37節が現地11日に行われ、セルティックはダンディー・ユナイテッドと1-1で引き分けた。
2位レンジャーズの結果にかかわらず、1ポイントでも積み上げればセルティックのリーグ優勝が決まる状況で迎えた一戦。もちろん勝って優勝を決めたかっただろうが、終わり良ければすべて良し。アウェイの地で無事に2年ぶりのリーグタイトルを手中に収めた。
振り返ってみれば、決して簡単な道のりではなかった。昨季のセルティックはレンジャーズに25ポイントもの大差をつけられて2位に甘んじていた。10連覇を逃した厳しい状況でアンジェ・ポステコグルー監督を招へいし、チームスタイルの大転換を図りながら王座を取り戻すための戦いが始まる。
当然、欧州では無名の新監督に対して懐疑論も根強くあった。もともとクラブの主要株主の1人であるダーモット・デズモンドは、元ボーンマス監督のエディ・ハウを強く推薦していたが、そんな中でも採用責任者のマーク・ローウェルはポステコグルー監督の抜てきする。
結果的に昨季までマンチェスター・シティでスカウトを務めていた若き改革者の決断が、チームの大刷新と国内二冠につながった。
ポステコグルー監督が就任1年目のセルティックで結果を残せた理由の1つに、言葉の壁がないことが挙げられる。日本時代とは違い、ほとんどの選手と英語で直接コミュニケーションを取れる環境になって、自らの考えをスムーズに伝達できるようになった。
そして、もう1つの大きな要因は補強にあっただろう。今季のセルティックの「ベストメンバー」と言える選手を並べてみると、ほとんどが新加入選手で占められていることに気づく。例えばシーズン終盤の中心メンバーはこんな感じだ。
GK:ハート
DF:ユラノヴィッチ、カーター=ヴィッカース、スターフェルト、テイラー
MF:マクレガー、オライリー、旗手
FW:ジョタ、古橋、前田