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近年ではキリアン・ムバッペやアーリング・ハーランドを筆頭に、10代から活躍する選手は決して珍しくない。既にトップチームで頭角を現し、世界中に認知されている選手もいるが、これから出てくる逸材も数多くいる。ここでは、近い将来に頭角を現す可能性が高い若手選手をピックアップ。今回はFCバルセロナの将来を担う逸材5人を紹介する。(ポジションは主に所属クラブのもの、市場価値は『transfermarkt』を参考)。
FW:イリアス・アコマック(スペインU-19代表)
【写真:Getty Images】
生年月日:2004年4月16日(18歳)
トップチーム通算成績:3試合0得点0アシスト
市場価値:300万ユーロ(約3.6億円)
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2007年にバルセロナのU-7に加入し、ラ・マシア(バルセロナの下部組織)の一員となった。2013年に一度は退団し、4年間はバルセロナから離れたものの、新天地ジムナスティック・タラゴナでの躍動により、再びバルサから声が掛かる。レアル・マドリードのようなビッグチームからのオファーを多数受けていたが、イリアスはバルサでプレーすることを選んだ。
16歳でプロ契約を締結すると、同年には史上2番目となる若さでバルセロナBデビューを果たした。イリアスがこの若さで評価を受けたのは、「メッシ2世」と呼ばれるほど足元の技術に優れているドリブルとスピードがあってこそだ。本来のポジションはウイングではあるが、攻撃的MFやセンターフォワードなどのポジションでも活躍できる非常に器用なプレイヤーである。ポジションを問わず、積極的にドリブルで仕掛けてくるそのスタイルが若いときのメッシを彷彿とさせる。
トップチームの監督にシャビ・エルナンデスが就任すると、スペイン人ドリブラーは新監督の初陣でトップデビューを果たした。モロッコ人の両親を持ちスペインで生まれ育ったイリアスはモロッコとスペインの2つの国籍を持つ。実際にはそれぞれの世代別代表でプレーした経験もあり、最終的にどちらの代表のプレイヤーとして活躍をすることになるのか注目を集めている。