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大接戦を繰り広げるシティとリバプール

　今季のプレミアリーグでは、マンチェスター・シティとリバプールによるし烈な優勝争いが繰り広げられている。残された試合の結果次第では、過去に前例のない“優勝決定戦”が開催されることもあり得るのかもしれない。

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　リバプールが10日に行われたアストン・ビラ戦に勝利を収めた時点で、両チームの勝ち点は同じ86。だが残された試合数はシティが3試合、リバプールが2試合となっており、1試合多く戦えるシティの方が優位な状況だ。

　だが、たとえばリバプールが残り2試合に勝利した上で、シティが1試合を落として2勝1敗だったとすれば、最終勝ち点は並ぶことになる。その場合、優勝決定方法はどうなるのだろうか。

　まずは得失点差が比較され、次に総得点での勝負となる。現時点でシティは得点89、失点21（プラス68）。リバプールは得点89、失点24（プラス65）。得失点差もシティが3点リードしているが、勝ち点が並ぶためには残り試合でリバプールより勝ち点を落とすことが前提となるため、その場合は得失点差の差も縮まる可能性が高い。

　勝ち点だけでなく得点数、失点数も並んでシーズンを終えた場合には、直接対決の成績により順位が決定される。だがシティとリバプールは今季の2度の対戦をどちらも2-2のドローで終えている。直接対決の成績では優劣が決まらないため、最後の優勝決定手段となるのはプレーオフだ。

　プレミアリーグにおける優勝決定プレーオフは、過去にも開催の可能性が話題となったシーズンはあったが、実際に開催された例はない。史上屈指の激戦となっているマッチレースは、前代未聞の結末を迎える可能性もあるのだろうか。

【了】