11位:オタヴィオ(ポルトガル代表/ポルト)
【写真:Getty Images】
生年月日:1995年2月9日
市場価格:2500万ユーロ(約30億円)
20/21リーグ戦成績:26試合3得点8アシスト
インテルナシオナウでプロデビューを飾ったオタヴィオは、14年夏にポルトに加入した。元々は典型的なサイドアタッカーだったが、CMFやOMFなど中央でプレーする機会が増えたことで創造性や状況判断力が向上。チャンスメイカーとして才能が開花し、21年夏には国籍をポルトガルへと変更して同年9月に代表デビューを飾った。直近は代表戦やUEFAチャンピオンズリーグ(CL)など国際舞台でも活躍しており、こうした活躍からリバプールなどのビッグクラブが獲得に乗り出している。
前述した通りオタヴィオは「ドリブル」が得意な選手であり、どちらかと言うと「スピード」に頼らずボディフェントなどの「テクニック」で相手DFを翻弄するタイプのWGだ。相手DFの逆を突く「ドリブル」が上手く、スルスルと狭いエリアを抜けていくのが彼の真骨頂である。
また、ファイナルサードでの創造性にも長けており、「IQ」の能力値は「84」とWGの選手ではトップクラスの数値を叩き出している。ピンポイントのクロスやスルーパスから多くの得点を演出しており、2021/22シーズンはリーグ戦だけで既に13アシストを記録するなどキャリア最高のシーズンを送っている。
171cm、65kgと身体能力的には決して恵まれているとは言えないが、中盤で起用されていた時に培った守備意識の高さにも定評がある。守備意識の高さからイエローカードは1シーズンで10枚近く貰うが、キャリアを通じて退場は1度もなく、常に冷静な判断ができるのもオタヴィオの魅力と言えるだろう。
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