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リオネル・メッシやクリスティアーノ・ロナウドを筆頭に、世界には数々のスター選手が存在する。しかし、それらの選手のどこが優れてどこが劣っているのかを知る者はあまり多くはないはずだ。今回フットボールチャンネル編集部では、世界屈指の実力者たちの各能力を様々なデータを参照して数値化し、平均値を算出。それをもとにしたランキングを紹介する(ポジションは主に所属クラブのもの、市場価格は『transfermarkt』を参考)。
15位:テカティート(メキシコ代表/セビージャ)
【写真:Getty Images】
生年月日:1993年1月6日
市場価格:1800万ユーロ(約21.6億円)
20/21リーグ戦成績:30試合2得点8アシスト(ポルト)
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“テカティート“ことヘスス・コロナは母国メキシコのモンテレイでプロデビューを飾った。クラブワールドカップなどで活躍したことで欧州のクラブから関心が寄せられ、13年夏にオランダのトゥエンテに引き抜かれた。15年夏に加入したポルトでは2度の国内リーグ制覇に貢献し、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)でも活躍。22年冬にラ・リーガで上位争いを繰り広げるセビージャに完全移籍している。
テカティートの武器と言えば「85」の能力値を叩き出している「ドリブル」だろう。相手DFの逆を突くフェイントを駆使した「テクニック」と相手DFを置き去りにする「スピード」の2つを兼ね備えており、独力で局面を打開することができる選手である。
「パス」の精度も高く、前述した「ドリブル」突破からのクロス精度にも定評がある。2018/19シーズンからは3季連続で公式戦二桁アシストを記録するなど決定機を演出する能力に長けており、スペインへと活躍の場を移してからも持ち味を発揮することができている。
また、複数のポジションをこなせることもテカティートの魅力であり、本職のRWGの他にもRSBやLWG、CF、CMFなどでプレーした経験がある。特にRSBでのプレー経験は豊富で、ポルトに所属していた2019/20シーズンの大半はRSBとして出場機会を得ていた。そのため「守備力」の能力値は従来のRWGよりも高い「70」となっており、攻守の両局面でチームに貢献できる能力を持ち合わせている。