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「南野拓実の貢献度は無視できない」 リバプール現地紙が今季の役割を評価

text by 編集部 photo by Getty Images

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南野拓実
【写真:Getty Images】



来季の去就も不確定な南野だが…

 リバプールの日本代表MF南野拓実は出場機会を得られず苦しい状況が続いている。だが地元紙『リバプール・エコー』は3日付記事で、今季の南野の貢献度についてポジティブな評価を下している。



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 今季プレミアリーグでは先発出場が一度もなく、最近5試合はベンチに入ることもできていない南野。チャンピオンズリーグ(CL)ではベンチ入りしながらも出場がなく、リバプールでは3月20日のFA杯ノッティンガム・フォレスト戦以来公式戦でプレーしていない状況となっている。

 だが地元紙はリバプールのシーズンを通しての補強戦略を論じる中で、南野とFWディヴォック・オリジが残留したことも大きかったと指摘。南野については、1月の移籍市場でリーズとモナコが獲得に乗り出したがリバプールに残ったと述べている。

「2人はリバプールがカップ戦で勝ち残る上で決定的な役割を果たした。特に南野は今季9得点のうち7点を国内カップで記録している。リバプールがすでにカラバオ・カップで優勝し、FAカップ決勝にも残っていることについて、日本代表選手の貢献度は無視すべきではない」と『エコー』紙は記している。

 南野はカラバオ杯で4得点、FAカップで3得点を記録し、リバプールが主力選手を休ませつつ国内カップを勝ち上がる上で大きな貢献を果たした。今後リバプールが国内3冠、あるいはCLを含めた4冠を達成したとすれば、隠れた貢献者として南野も改めて評価されることになりそうだ。

 今年夏にも移籍の可能性が噂されるが、必ずしもリバプールでのプレーが今季限りになるとは限らない。「オリジが夏に去ることはほぼ確実だが、南野については今後も憶測が長引くことになるだろう」と現地紙は、去就が不確定な状態が続くことを予想している。

【了】

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