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【写真:Getty Images】
今季は負傷に泣いたフェデリコ・キエーザ
フィオレンティーナからユベントスにレンタルされていたイタリア代表FWフェデリコ・キエーザは、ユベントスへの完全移籍が決定したようだ。来季から伝統の“背番号10”を背負うことになるとも予想されている。
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キエーザは2020年夏に2年間のレンタルでユベントスに加入。2年目となる2021/22シーズン終了後に「一定の結果」を達成した時点でユベントスに買い取り義務が発生すると発表されていた。イタリアメディアによれば、ユベントスが1日のヴェネツィア戦に勝利し、今季セリエAの4位以内と来季チャンピオンズリーグ出場権獲得を決めた時点で買い取り義務が確定したとのことだ。
ユベントスは2年間のレンタル料としてフィオレンティーナに1000万ユーロを支払っており、完全移籍の場合にはさらに4000万ユーロを支払うことで合意していた。総額5000万ユーロ(約68億5000万円)の大型補強となる。
ユベントス加入1年目の昨季から主力として活躍し、イタリア代表としてユーロ2020(欧州選手権)優勝にも貢献したキエーザだが、今季は負傷に泣くシーズンとなってしまった。1月に十字靭帯断裂の重傷を負い、復帰は来季になることが見込まれている。
その来季は、伝統の背番号10を背負ってユベントスで戦うことになるかもしれない。現在10番をつけているアルゼンチン代表FWパウロ・ディバラは契約満了による退団がほぼ確実となり、キエーザは有力な新10番候補と予想されている。
過去にはミシェル・プラティニやロベルト・バッジョ、アレッサンドロ・デル・ピエロ、カルロス・テベス、ポール・ポグバなど歴代のスター選手たちがユベントスの10番を受け継いできた。イタリア人選手としてはデル・ピエロの退団以来、11シーズンぶりにユベントスの10番を背負う選手となるのだろうか。
【了】