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横浜F・マリノス、ACL決勝T進出決定! 全北現代とドローもグループ首位突破、藤田譲瑠チマら躍動【ACL】

text by 編集部 photo by Getty Images

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【写真:Getty Images】



横浜F・マリノス、グループ首位でACL決勝トーナメント進出!

【横浜F・マリノス 1-1 全北現代モータース ACLグループH第6節】

 AFCチャンピオンズリーグ(ACL)のグループステージ第6節が1日に行われ、横浜F・マリノスは韓国の全北現代モータースと1-1で引き分けた。



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 この試合が全グループを通じて最後の一戦。他会場の結果などによりグループ2位の全北現代は決勝トーナメント進出が決まっている一方、1位のマリノスのグループステージ突破が決まっていないといういびつな状況でキックオフを迎えた。

 マリノスは全北現代に勝つか引き分ければ、グループ首位での決勝トーナメント進出が決まる。もし負けても、2点差以上の負けでなければ勝ち上がりの可能性が残る状態になっていた。

 試合は開始早々に動く。4分、全北現代の低い位置からのビルドアップにマリノスが激しくプレッシャーをかけると、MF藤田譲瑠チマのパスカットがワンタッチスルーパスとなりFWアンデルソン・ロペスにつながる。

 そして、抜け出したアンデルソン・ロペスが左足で冷静にシュートを流し込み、マリノスに先制点をもたらした。

 しかし、リードする時間は長く続かなかった。11分、MFリュ・ジェムンのロングパスに右サイドから抜け出したMFキム・ボギョンがGK高丘陽平の股を抜くダイレクトボレーシュートでゴールネットを揺らす。先制を許していた全北現代が、すぐに追いついて試合を振り出しに戻した。

 その後はマリノスがボールを握って攻める時間の多い展開に。31分には藤田のスルーパスに抜け出したMF西村拓真がシュートを放ち、このプレーで獲得したコーナーキックの流れからDF岩田智輝が強烈なミドルシュートを見舞う。どちらも得点には結びつかなかったが、追加点を予感させるプレーだった。

 さらに35分、マリノスは藤田のスルーパスで右サイドを破り、DF小池龍太がゴール前に高速クロスを供給する。これに西村がニアサイドで合わせたが、シュートは惜しくもクロスバーを叩いてしまった。

 攻め続けるマリノスは45分にFWエウベルが上げたクロスにアンデルソン・ロペスが頭で合わせてビッグチャンスを作るが、今度はGKソン・ボングンのスーパーセーブに阻まれてしまう。

 前半アディショナルタイムに全北現代のFWグスタボにマリノスのゴールを脅かされるが、失点は回避。両チームとも追加点を奪えず、1-1のまま前半を終えた。

 全北現代は後半開始から2人の交代選手を投入する。リュ・ジェムンとMFパク・ギュミンに代えて、共に韓国代表歴を持つMFイ・スンギとFWハン・ギョウォンを送り出した。

 53分、マリノスは岩田の縦パスを起点にチャンスを作り、小池のスルーパスに反応したアンデルソン・ロペスがペナルティエリア内でシュートを放つ。その直後の57分には全北現代がビッグチャンスを作った。中盤でボールを奪うと、左サイドに展開してオーバーラップしてきたDFイ・ユヒョンのクロスにハン・ギョウォンが頭で合わせてマリノスのゴールを脅かした。

 さらに交代枠を使って圧力を強めてくる全北現代は、63分にグスタボがクロスバー直撃のフリーキックでマリノスゴールに迫る。一方、マリノスは64分に3枚替え。FW宮市亮、FWエウベル、そして藤田を下げてFW仲川輝人、FW水沼宏太、MF山根陸を投入する。この交代策で悪くなりかけていた流れを引き戻した。

 しかし、チャンスは作りながらも追加点は奪えず。1-1のドローで試合終了となった。この瞬間、マリノスはグループ首位でのACL決勝トーナメント進出が決定している。川崎フロンターレはグループステージ敗退となってしまったが、日本勢は浦和レッズ、ヴィッセル神戸、マリノスの3クラブが次のラウンドへと進む。

【得点者】
4分 1-0 アンデルソン・ロペス(横浜FM)
11分 1-1 キム・ボギョン(全北現代)

【了】

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