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世界最高のトップ下は誰だ! サッカー選手攻撃的MF能力値ランキング6~10位。かつて「神童」と称された男、多才な大型MFとは(21/22シーズン版)

シリーズ:21/22能力値ランキング text by 編集部 photo by Getty Images

7位:ルスラン・マリノフスキー(ウクライナ代表/アタランタ)

マリノフスキー22
【写真:Getty Images】


生年月日:1993年5月4日
市場価格:3000万ユーロ(約36億円)
20/21リーグ戦成績:36試合8得点12アシスト

 母国ウクライナの複数クラブでプレーした後、2015年にベルギーのヘンクに移籍。そこでの活躍が評価され、2019年にアタランタへと旅立つことになった。同クラブではスタメンとしてはもちろんのこと、ジョーカーとしても存在感を放っており、昨季はセリエAだけで12アシストをマーク。近年の成長著しいプロビンチャにおいて、個人としての評価も着実に高めている。

 ルスラン・マリノフスキーの特長として挙げられるのは「フィジカル」の強さだ。身長181cmと攻撃的な選手としては大柄で、見た目もかなりガッチリしている。そのため相手に簡単に当たり負けすることがほぼなく、攻守においてその頑丈さが役に立つことは非常に多い。インテンシティーの高いアタランタに身を置きながら戦線離脱をほとんどしていないのも、頑丈さゆえと言える。

 派手な「テクニック」はほとんど使わないが、パワーを活かした「ドリブル」での推進力は非凡で、複数人に囲まれても打開してしまうことが珍しくない。また同選手を語る上で忘れてはならないのがミドルシュートの脅威。左足から放たれるそれは破壊力が圧倒的で、これまでに何人ものGKを無力化してきた。このスキルに関しては、間違いなく世界トップクラスだ。

「パス」の能力も水準以上で、とくに流れを一気に変え得るサイドチェンジに定評があるなど、存在をアピールできるポイントは多い。ややパフォーマンスの波が激しい点は否めないが、ここさえ安定してくれば、ビッグクラブでも十分に通用するのではないか。

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