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リオネル・メッシやクリスティアーノ・ロナウドを筆頭に、世界には数々のスター選手が存在する。しかし、それらの選手のどこが優れてどこが劣っているのかを知る者はあまり多くはないはずだ。今回フットボールチャンネル編集部では、世界屈指の実力者たちの各能力を様々なデータを参照して数値化し、平均値を算出。それをもとにしたランキングを紹介する(ポジションは主に所属クラブのもの、市場価格は『transfermarkt』を参考)。
10位:ロレンツォ・ペッレグリーニ(イタリア代表/ローマ)
【写真:Getty Images】
生年月日:1996年6月19日
市場価格:4500万ユーロ(約54億円)
20/21リーグ戦成績:34試合7得点6アシスト
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ローマで生まれたロレンツォ・ペッレグリーニは、ローマの下部組織でキャリアをスタートし、2015年にトップチームデビューを果たした。同年から2017年まではサッスオーロでプレーしたが、2017/18シーズンに復帰してからは首都クラブでの活躍を続けている。現在は主将も務めているなど、フランチェスコ・トッティやダニエレ・デ・ロッシに次ぐ新たなバンディエラ候補だ。
ペッレグリーニはセリエA屈指のチャンスメーカーとして知られている。セットプレーのキッカーを担うほどキック精度が高く、長短問わず正確な「パス」で味方の能力を最大限に引き出すことができる。もちろん「パス」スキルの高さだけでなく、視野の広さやスペース認知能力に長けている点も、チャンスメーカーとして実に優秀な理由と言えるだろう。
キック精度の高さはシュートシーンにも表れていて、MFとしては得点力が高水準。また「85」という数値を叩き出した通り「テクニック」にも優れており、中盤で不用意にボールを失うことが少ない。さらには確かな走力も兼備。隙があればスペースへの効果的な走り込みをみせ得点への可能性を広げるなど、出し手だけでなく受け手としても優秀な存在である。
ペッレグリーニは攻撃だけでなく、守備でもしっかりと貢献する。とくにボールを失った際の切り替えの早さは抜群で、90分間に渡りその意識を強く持てるのが長所となっている。飛び抜けた武器は少ないかもしれないが、大きな欠点も見当たらないのが事実である。