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【写真提供:横浜F・マリノス】
レオ・セアラが“レオノスケ”に!? 真相は…
AFCチャンピオンズリーグ(ACL)グループステージ第5節が28日に行われ、横浜F・マリノスはホアンアイン・ザライを2-0で下した。
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大会序盤はベトナムの蒸し暑さや慣れないピッチ状態などに苦しんだマリノスだが、第3節から3連勝でグループ首位に立っている。最終節の全北現代モータース戦を前に、グループ2位以内は確定した。
選手たちの調子も上昇傾向だ。暑さに苦しめられてプレーに精彩を欠いていたFWレオ・セアラも、第5節のホアンアイン・ザライ戦ではキレのあるパフォーマンスを披露。度々チャンスの起点となり、33分のPK獲得の場面ではきっかけとなる見事なスルーパスをFW仲川輝人のもとへ通した。
「この天候でハードな試合になってくるなという予想はできていたし、この試合だけではなく毎試合ハードな展開になる試合が多い。その中でもしっかり得点を決めて、勝ち切った。みんながいい仕事をしたと思っている」
チームに対して貢献する意識の高さも相変わらず。前線からの積極的なプレッシングも光り、得点はなくともポストプレーやフリーランニングでも存在感を発揮した。PKこそ「第1キッカー」のMFマルコス・ジュニオールに譲ったものの、「一番大事なのはこの試合で先制できて、チームが勝ったことだと思う」とフォア・ザ・チームの精神で受け入れる。
そんなレオ・セアラだが、ファン・サポーターなどの間で話題になっていたのはACL遠征中のファッションだ。試合会場へ向かう際などにクラブマスコットの「マリノスケ」がいつもかぶっているキャップを着用しているのである。
一流ファッションブランドやスポーツメーカーのものではなく、なぜ「マリノスケ」キャップなのか。レオ・セアラにその背景を尋ねると、意外な答えが返ってきた。
「パッと見でいいなと思ったんだ。うちの子どもにマリノスケのぬいぐるみを買おうと思って、グッズショップに行った。全体的にいろいろと見ていたら『この帽子いいな』と思って買って、かぶっている」
もちろんそれが「マリノスケ」キャップであることも認識している。第5節ホアンアイン・ザライ戦に勝利した後の取材エリアでも、本家「マリノスケ」と同じくキャップのつばを後ろに向けてかぶりながらインタビューに応じてくれた。さながら“レオノスケ”である。
マリノスは5月1日にグループ1位の座をかけて全北現代モータースとの一戦に臨む。第3節で一度敗れている相手にリベンジを果たし、文句なしで決勝トーナメント進出を決めたいところだ。
“レオノスケ”……いや、レオ・セアラも「グループステージ最終節は勝利でしっかりと終わるのはすごく大事になってくると思う。1位で突破することにも意味があるので、みんなでいい準備をしていきたい」と意気込んでいた。チーム一丸であと1試合、しっかり勝って最高の結果とともに日本へ帰れるだろうか。
全北現代戦でもゴールを決めたら、日本でマリノスケのぬいぐるみとともにお父さんの帰りを待つ1歳の娘さんも、きっと喜んでくれるに違いない。
(取材・文:舩木渉)