2位:ブルーノ・フェルナンデス(ポルトガル代表/マンチェスター・ユナイテッド)
【写真:Getty Images】
生年月日:1994年9月8日
市場価格:9000万ユーロ(約108億円)
20/21リーグ戦成績:37試合18得点11アシスト
スポルティングCPで爆発的な活躍を披露していたブルーノ・フェルナンデスは、2020年の冬にマンチェスター・ユナイテッドに加入した。移籍金は6300万ユーロ(約76億円)と決して安い金額ではなかったが、同選手はすぐにその価値を証明。トップ下として攻撃のタクトを振るい続け、あっという間に“王様”となった。現在も不動のピースとして、奮闘を続けている。
そんなB・フェルナンデスは「パス」の能力に定評がある選手だ。1試合あたりの平均成功率はそこまで高くないのだが、それは常にゴールに直結するようなキラーパスを狙っているからこそ。何度も何度もチャレンジし続けることで、相手DF陣にじわじわと恐怖心を与えている。そのプレースタイルゆえか、この男がボールを持つと自然と他の選手のアクションが活発になる。
狭いエリアでもピタッとボールを収めることができ、不用意なロストを繰り返さないなど「テクニック」も実にハイレベル。得点力も水準以上で、積極的にシュートを狙う姿勢はストライカー顔負けと言ってもいいだろう。また、B・フェルナンデスが評価される理由の1つとして、王様的存在でありながらハードワークを怠らない点が挙げられる。チームにとって、これ以上の存在はない。
ユナイテッドではゲームキャプテンを担うこともあり、緩慢なプレーをした選手には容赦なく檄を飛ばすなど「メンタル」面の強さも備わっている。今後しばらく、中心的存在としてユナイテッドをピッチ内外で支えていくことになるだろう。