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世界最高の中盤は誰だ? サッカー選手セントラルMF能力値ランキング16~20位。10代にして世界屈指の司令塔、誰もが認める“キャプテン”とは?(21/22シーズン版)

シリーズ:21/22能力値ランキング text by 編集部 photo by Getty Images

16位:ジョーダン・ヘンダーソン(イングランド代表/リバプール)

ヘンダーソン
【写真:Getty Images】


生年月日:1990年6月17日
市場価格:1800万ユーロ(約21.6億円)
20/21リーグ戦成績:21試合1得点1アシスト

 ジョーダン・ヘンダーソンは地元サンダーランドの下部組織出身であり、ロイ・キーンが率いていた2008/09シーズンにトップチームデビューを飾った。2011/12シーズンにリバプールへと移籍すると1年目から主力になり、強靭なリーダーシップからスティーブン・ジェラードが退団した2015/16シーズンからは主将を務めている。当時、リバプールは長らくタイトルから遠ざかっていたが、2018/19シーズンにUEFAチャンピオンズリーグ(CL)を制覇。2019/20シーズンにはジェラードでも成し遂げられなかったプレミアリーグ制覇を経験した。

 ヘンダーソンは攻守両面で貢献できる万能型MFだ。攻撃面では「83」となっている得意の「パス」を活かしたサイドチェンジなどで局面を打開し、一気にチャンスを演出する。ミドルシュートの精度も高く、2021/22シーズンのCLグループステージ第1節ACミラン戦ではジェラードを彷彿とさせる強烈なボレーシュートを叩き込んだ。

 また、チーム事情によってはアンカーでプレーするなど「守備力」や戦術理解力にも定評がある選手だ。2020/21シーズンはDF陣の相次ぐ負傷離脱もあり、急造という形だがCBも務めた。「空中戦」など「フィジカル」面では既存のCB陣と比較すると劣るが、「パス」精度制度の高さを活かしたビルドアップでの貢献度はかなり高かった。

 そしてヘンダーソンの中で傑出しているのがチームに対する献身性だ。熱いプレーでチームを鼓舞しつつ、冷静さを失わない姿は「理想のキャプテン」像であり、常にチームのためにプレーできる選手だ。そのキャプテンシーはピッチ外でも発揮されており、イングランド・プロサッカー選手協会(PFA)でも中心となって慈善活動などに取り組んでいる。「メンタル」の能力値が「85」と、彼の能力値で最も高くなっていることも納得できるだろう。

【了】

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