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世界最高の中盤は誰だ? サッカー選手セントラルMF能力値ランキング16~20位。10代にして世界屈指の司令塔、誰もが認める“キャプテン”とは?(21/22シーズン版)

シリーズ:21/22能力値ランキング text by 編集部 photo by Getty Images

17位:ロドリゴ・デ・パウル(アルゼンチン代表/アトレティコ・マドリード)

デ・パウル
【写真:Getty Images】


生年月日:1994年5月24日
市場価格:4000万ユーロ(約48億円)
20/21リーグ戦成績:36試合9得点10アシスト

 ロドリゴ・デ・パウルは母国アルゼンチンのラシン・クラブでキャリアをスタートさせた。若い頃から注目を集め、14年には名門バレンシアへと移籍を果たすが、定位置を掴めなかった。16年夏に加入したウディネーゼでは1年目から主力に定着した。加入当時はワイドでプレーするWGだったが、2018/19シーズンよりインサイドハーフにポジションを移すと大ブレイク。アルゼンチン代表においても欠かせない選手となり、21年夏に3500万ユーロ(約42億円)の移籍金でアトレティコ・マドリードに引き抜かれた。

 デ・パウルの最大の武器は「ドリブル」だ。前述した通り元々はWGの選手であり、ポジションを中盤に移して以降も中央からの「ドリブル」突破でチャンスを演出している。データサイト『Sofa Sore』によると2020/21シーズンのセリエAで最も「ドリブル」を成功させた選手となっている。

 また、デ・パウルは豊富な運動量の持ち主でもあり、90分間走り続けることができる走力を持っている選手だ。「パス」を捌いてリズムを作るタイプというよりは、自分で持ち運んで局面を打開することを得意としている。この運動量は守備でも役に立ち、相手選手を追いかけて潰す守備も得意としている。

 弱点を挙げるとすれば球離れの悪さだろうか。アルゼンチン出身の選手らしく「テクニック」は「85」と高い数値となっているが、WG出身の選手ということもあり相手との1対1を仕掛けたがる傾向にある。そのためシンプルに「パス」を捌いても良い場面でも「ドリブル」で仕掛けるため、中盤でリズムが作れないという場面が時折垣間見えてしまっている。

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