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リオネル・メッシやクリスティアーノ・ロナウドを筆頭に、世界には数々のスター選手が存在する。しかし、それらの選手のどこが優れてどこが劣っているのかを知る者はあまり多くはないはずだ。今回フットボールチャンネル編集部では、世界屈指の実力者たちの各能力を様々なデータを参照して数値化し、平均値を算出。それをもとにしたランキングを紹介する(ポジションは主に所属クラブのもの、市場価格は『transfermarkt』を参考)。
15位:マテオ・コバチッチ(クロアチア代表/チェルシー)
【写真:Getty Images】
生年月日:1994年5月6日
市場価格:4500万ユーロ(約54億円)
20/21リーグ戦成績:27試合0得点1アシスト
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ディナモ・ザグレブの下部組織出身のマテオ・コバチッチは、2013年にインテルに加入。セリエAで頭角を現すと、2015年にレアル・マドリードへ移籍を果たした。しかし、同郷の先輩のルカ・モドリッチやトニ・クロースらの存在もあり、スタメンに定着することは出来ず、2018年にチェルシーへレンタル移籍。マウリツィオ・サッリ監督の下で中盤の要となる活躍をすると、翌年に完全移籍を果たした。
コバチッチの最大の武器は、「90」もの能力値を記録した「ドリブル」だ。卓越した「テクニック」を活かし、相手が密集する中盤をいとも簡単に抜けていく同選手の推進力は抜群。攻撃の起点となり、1人で局面を打開できるため、引いた相手と対戦する際は突破口を作ることも出来る。
さらに、「パス」も高精度だ。特にDF間を抜くスルーパスは絶品。その1本の「パス」で絶好の決定機を演出する。こうした技術だけでなく、高い「IQ」と戦術理解度で、相手の弱点を見抜くコバチッチは中盤を制圧する。
「攻撃力」はもちろんだが、「守備力」も申し分ない。豊富な運動量とアグレッシブなディフェンスでボールを刈り取り、瞬時に攻撃へと転じる。攻守で躍動するこの男は、今やチェルシーに欠かせない存在だ。