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リオネル・メッシやクリスティアーノ・ロナウドを筆頭に、世界には数々のスター選手が存在する。しかし、それらの選手のどこが優れてどこが劣っているのかを知る者はあまり多くはないはずだ。今回フットボールチャンネル編集部では、世界屈指の実力者たちの各能力を様々なデータを参照して数値化し、平均値を算出。それをもとにしたランキングを紹介する(ポジションは主に所属クラブのもの、市場価格は『transfermarkt』を参考)。
10位:セルゲイ・ミリンコビッチ=サビッチ(セルビア代表/ラツィオ)
【写真:Getty Images】
生年月日:1995年2月27日
市場価格:7000万ユーロ(約84億円)
20/21リーグ戦成績:32試合8得点10アシスト
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母国セルビアのヴォイヴォディナでプロデビューを飾ったセルゲイ・ミリンコビッチ=サビッチは、14年夏にベルギーの育成の名門であるヘンクへと移籍。加入当時は無名に近い選手だったが、リーグとシーズン終了後に開催されたU-20ワールドカップでの活躍から大きく評価を高めて、15年夏にラツィオへと引き抜かれた。1年目から主力に定着し、セリエAで二桁ゴールを記録した2017/18シーズンはリーグベストイレブンに選出されている。
ミリンコビッチ=サビッチは攻守の両局面で高い貢献度が期待できる選手である。それは191cm、76kgという「フィジカル」能力があるがゆえのことだ。地上戦、「空中戦」問わず、相手選手との1対1を制することができるため、どちらの局面でも輝けるのだ。
こうした強さに加え、繊細な足下の技術を兼ね備えているのも特徴だ。「テクニック」は「85」、「ドリブル」は「81」といずれも高い数値を叩き出しており、ボールを受けてから前進することが可能だ。前述した通り、シーズン二桁ゴールを記録するほどの「攻撃力」を持ち合わせており、中盤での攻防から相手ゴール前でのフィニッシュまで、多くの場面で存在感を発揮している。
また、近年特筆すべきなのがアシスト数の増加だ。2020/21シーズンに自己最多となる10アシストを記録すると、2021/22シーズンも二桁アシストを達成。既に9ゴールを決めているため、自身初の二桁ゴール二桁アシストが達成間近となっている。全てが“規格外”のこの男の進化は留まることを知らない。