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ラツィオに逆転勝利で首位を守ったミラン

　ミランは現地時間25日に行われたセリエA第34節の試合でラツィオと対戦し、アウェイで2-1の勝利を収めた。ミランのFWズラタン・イブラヒモビッチは圧巻のプレーで劇的決勝点をアシストし、新たなリーグ記録も達成している。

　熾烈な首位争いを演じる宿敵インテルが前日に勝利を収めたことで、アウェイとはいえ勝てなければ首位陥落となるミラン。序盤に先制される苦しい展開となったが、後半立ち上がりに追いついて1-1で試合終盤を迎えた。

　そして後半アディショナルタイムに入った92分、MFサンドロ・トナーリが値千金の逆転ゴールを奪ってミランに勝ち点3をもたらす。その決勝点へのアシストとなったのは、ゴール前に浮き上がったボールに反応し、驚異的な高さで相手DFに競り勝ったイブラヒモビッチのヘディングだった。

　この日の試合の時点で「40歳6ヶ月21日」のイブラヒモビッチが供給したアシストは、セリエAの“最年長アシスト”記録を更新するものとなった。これまでの記録はローマのレジェンドであるフランチェスコ・トッティ氏が残していた「40歳4ヶ月23日」だったが、イブラヒモビッチは約2ヶ月の差でトッティ氏の記録を塗り替えている。