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年々移籍金が高騰する中、今季も数々の著名な選手が移籍している。しかし、期待通りの活躍を見せた選手もいれば、期待を裏切った選手も少なくない。ここでは、21/22シーズン中に5大リーグ(イングランド、スペイン、イタリア、ドイツ、フランス)に移籍した選手の今季のパフォーマンスを評価。移籍金やこれまでの実績に見合う活躍ができなかった5名をランキング形式で紹介する。※成績は4月23日時点、移籍金などのデータは『transfermarkt』を参照
5位:レオン・ベイリー(ジャマイカ代表/アストン・ビラ)
【写真:Getty Images】
生年月日:1997年8月9日
移籍金:3200万ユーロ(38.4億円)
21/22リーグ戦成績:17試合1得点2アシスト
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レバークーゼンで輝きを放ったスピードスターは、初のプレミアリーグの舞台で苦戦している。アストン・ビラは21年夏にマンチェスター・シティに去ったジャック・グリーリッシュの穴を埋めるための手段の1つとしてレオン・ベイリーを3200万ユーロ(約38.4億円)の移籍金で獲得した。
デビュー戦となった開幕戦のワトフォード戦で移籍後初アシスト、ホームデビュー戦となった第5節エバートン戦では移籍後初ゴールと出だしは快調だった。しかし、このエバートン戦でハムストリングを負傷すると以降調子を落とし、第15節マンチェスター・シティ戦でハムストリングの負傷を再発させた。
ベイリーを獲得した当時の指揮官であるディーン・スミスは、ベイリーをはじめアンワル・エル・ガジら独力突破型のウインガーを好む人物だったが、前任者に代わり11月に監督に就任したスティーブン・ジェラードはフィリップ・コウチーニョやエミリアーノ・ブエンディアといったクリエイティブな2列目の選手を好む傾向があり、その結果序列を落としている。ジェラード就任後はわずか3試合の先発出場に留まっていることから、早くも夏の放出候補にも挙げられている。かつてはイングランド代表入りも噂されたスピードスターは1年でプレミアリーグを去ってしまうことになるのだろうか。
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