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世界最高の中盤は誰だ? サッカー選手セントラルMF能力値ランキング1~5位。激戦を制し、トップに輝いたのは…(21/22シーズン版)

シリーズ:21/22能力値ランキング text by 編集部 photo by Getty Images

1位:フレンキー・デ・ヨング(オランダ代表/バルセロナ)

フレンキー22
【写真:Getty Images】


生年月日:1997年5月12日
市場価格:7000万ユーロ(約84億円)
20/21リーグ戦成績:37試合3得点4アシスト

 セントラルMF能力値ランキングの1位に輝いたのはフレンキー・デ・ヨングだ。オランダの名門アヤックスで頭角を現し世界中から注目を浴びると、2019年に8600万ユーロ(約103億円)とされる移籍金でバルセロナに加入。1年目から主力に定着し、現在もシャビ・エルナンデス監督の下で重要なピースになっているなど、高額な移籍金に見合う活躍を披露している。

 近年のアヤックスが輩出した「最高傑作」と言っても過言ではないデ・ヨングは、ボールを扱う技術に極めて優れている選手だ。バルセロナでプレーするには不可欠な「パス」スキルはもちろんハイレベルで、ターンやボディフェイクを巧みに使って相手を無力化するなど「ドリブル」の上手さも抜群。危険なロストをほぼ犯すことがないので、中盤で安心感を与えられる存在である。

 また「守備力」の高さも同選手の自慢と言っていいだろう。圧倒的ではないが水準以上の「フィジカル」と「空中戦」の強さを誇っていて、スタミナもかなり豊富なため広い範囲をカバーできる。そしてなんといっても危機察知能力やポジショニングセンスが抜群と、クレバーな対応が秀逸。そのため、中盤だけでなくセンターバックとしても高い貢献度を示すことができる。

 以前、本人も話したように決定力という部分は改善点に挙げられる。しかし、相手にとって危険なスペースを瞬時に見つけ飛び込んでいき、ビッグチャンスに絡むことができるなど「攻撃力」が低いわけではない。24歳という若さでこれだけの万能性は、ただただ恐ろしい。


【了】

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