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世界最高のボランチは誰だ? サッカー選手守備的MF能力値ランキング11~15位。バルセロナが誇る最強ボランチ、メガクラブが獲得に関心を示す超逸材とは(21/22シーズン版)

シリーズ:21/22能力値ランキング text by 編集部 photo by Getty Images

13位:ウィルフレッド・ディディ(ナイジェリア代表/レスター)

ディディ
【写真:Getty Images】


生年月日:1996年12月16日
市場価格:6000万ユーロ(約72億円)
20/21リーグ戦成績:26試合1得点4アシスト

 ウィルフレッド・ディディは18歳の時に母国ナイジェリアから欧州へと渡り、育成の名門であるヘンクに加入した。加入当初はCBだったが、一列前で守備的MFとして起用されると才能が開花し、多くのクラブから関心が寄せられる選手へと成長。17年冬にレスターに加入すると、エンゴロ・カンテ退団後不安定だった中盤に再び安定感をもたらしている。

 ディディの最大の武器は球際の強さだ。「83」という能力値を叩き出した「フィジカル」と高い守備的な技術を兼ね備えており、いかなる選手もディディをドリブルで抜くことは困難だ。まさにアンカーと呼ばれるタイプの選手であり、中盤の門番として被カウンター時に持ち味を発揮する。

 アンカーでプレーする機会が多く、そもそも攻撃参加をする頻度が少ないため「攻撃力」の能力値は「70」とやや低めだ。パスワーク等での攻撃面での貢献度は決して高いとは言えないが、強烈な右足の持ち主であり、1シーズンで1、2回は豪快なミドルシュートでゴールネットを揺らす。

 中盤で相手の攻撃を食い止めるフィルターとして考えると、彼以上の守備力を誇る選手は限られているのだが、怪我の多さは懸念事項である。特に2020/21シーズン以降は頻繫に負傷離脱しており、半分とは言わないまでも3分の1程度は戦列を離れている。今季は既に膝の怪我でシーズン内の復帰の可能性が絶望的という状況になっており、ディディがプレーする姿を見られるのは来季以降になりそうだ。

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