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久保建英 3年前

タッチ数わずか30回…久保建英はなぜ沈黙してしまったのか。必要性を全く感じなかった理由とは?【分析コラム】

シリーズ:分析コラム text by 小澤祐作 photo by Getty Images

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ラ・リーガ第33節、マジョルカ対アラベスが現地時間19日に行われ、2-1でホームチームが勝利した。日本代表MF久保建英は先発出場を飾り、82分までプレーすることになった。しかし、タッチ数わずか30回に終わるなど大苦戦。一体なぜ?(文:小澤祐作)


緊張感のあるゲームで勝利

マジョルカ
【写真:Getty Images】

 試合終了のホイッスルが鳴った瞬間、ロドリゴ・バタグリアはサポーターに向け力強いガッツポーズを披露し、喜びを爆発させていた。それほど重要な、そしてプレッシャーのかかるゲームを、マジョルカは制したのである。

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 ホームに最下位アラベスを迎えたマジョルカの立ち上がりは、決して良くなかった。開始5分にはコーナーキックからフロリアン・ルジューヌにゴールネットを揺らさせている。オンフィールドレビュー(OFR)の結果、ゴール直前にルジューヌのハンドがあったとして取り消しにはなったが、ゲーム運びを難しくしかねない、危険なシーンだった。

 しかし、その6分後にマジョルカは先制する。パブロ・マフェオの折り返しをアブドン・プラッツが合わせ、1点リードを奪うことに成功した。

 その後しばらくマジョルカは攻めあぐねていたが、前半アディショナルタイムという最高の時間に追加点を奪う。ヴェダト・ムリキがボックス内で強さを見せ、ラストは左足でファーサイドのゴールネットを揺らした。

 これでだいぶ楽になったと思われたマジョルカだったが、73分にアントニオ・ライージョがまさかのオウンゴール。この1点によりアラベスにエンジンがかかり、終盤のマジョルカは防戦一方に。96分にはあわやPK献上といったシーンもあったなど、ホームサポーターにとって心臓に悪い展開が続いていた。

 それでも、マジョルカは8分もあったATを耐え凌ぎ、貴重な勝ち点3を得ることに成功。暫定ではあるものの、残留圏となる16位に浮上した。

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