9位:サンドロ・トナーリ(イタリア代表/ACミラン)
【写真:Getty Images】
生年月日:2000年5月8日
市場価格:4000万ユーロ(約48億円)
20/21リーグ戦成績:25試合0得点0アシスト
サンドロ・トナーリはACミランのレジェンド、ジェンナーロ・ガットゥーゾに憧れて育った。2017/18シーズンに当時17歳という若さでブレシアのトップチームに定着すると、続く2018/19シーズンにセリエB優勝を達成。セリエA昇格とリーグ優勝の立役者となり、2年連続でセリエB年間最優秀若手選手賞を受賞した。20年夏にACミランへと完全移籍すると、自身のアイドルであるガットゥーゾが着用した背番号8を継承。1年目こそ0ゴール0アシストとやや適応に苦しんだが、2年目の今季はチームの中核へと成長している。
トナーリは全ての能力値が70以上であることからもわかる通り、総合力の高い選手だと言える。ボールを持った時の選択肢が多く、自らボールを運ぶことも、左右にパスを散らすことが可能だ。特に「83」を叩き出した「テクニック」は目を見張るものがあり、簡単にボールを失わないことも彼の長所である。
また、トナーリは攻撃だけでなく、守備でも貢献できる選手である。「スピード」は「81」と中盤の選手の中ではかなり足が速く、「フィジカル」も「81」と体のぶつけ合いにも強い。そのため中盤でフィルターとしても機能する。
現在、21歳とまだ若手と呼ばれる年齢の選手だが、既にその闘争心から「未来のカピターノ」候補に挙げるサポーターも多い。この年齢でメンタルは「81」とかなり成熟しており、今後ガットゥーゾのように長くミランで活躍する選手になり得る素質を多く持ち合わせている。